トランスポーター(2002)
- クールで朴訥 -
主演 ジェイソン・ステイサム
凄腕の運び屋フランクは、ある日の依頼で中国系の女を運ぶ。女はマフィアのボスの娘で、父親の非道な仕事を止めさせようと騒ぐために監禁されようとしたのだった。口封じのためにフランクも殺されそうになるが、反撃して娘を救出し、ともに犯罪組織と戦うハメになる・・・
・・・近年流行のアクションスターといえば、ジェイソン・ステイサムとダニエル・クレイグである。ともに渋めの外見、精悍な体つき、少し武術の系統は異なるがカンフーやらが混ざった総合格闘技の技術を持っている。カーチェイスも上手くこなしている。
ステイサムは禿げていて二枚目には見えないが、次々と主演をこなしている。この作品は彼の名前を一気に上げたシリーズの第一作だ。確かにクールでかっこいい。
武術の達人、もと軍人、規則を自分に定めている、冷徹なようで時には正義感にしたがって悪を退治する、ドライバーとしての腕も確かという設定はクールだ。
二枚目でないのもいいかもしれない。ハンサムな軍人上がりは設定としてちょっと不自然で、朴訥な雰囲気が出てこない。損な役割を演じる主人公としては合わない部分が出てくる。危険な仕事に巻き込まれてしまうのは、スマートでない実力者だからである。外見も役柄とバッチリはまっていた。
騙し騙される展開の作品なら、もっとズルそうなにやけた役者がいい。でも、世界は実力で敵をなぎ倒す体育会系のヒーローを求めていたんだ。
敵役の中国系マフィアは懐かしい顔だった。整形したのか、ツルッとした顔は不気味。
内容はないけど、アクション映画として仕上がりは素晴らしい。高いレベルのアクションがバランス良く配分されていた。2-3回見た記憶があるのだが、見るたびに感心する。娯楽作品としてのレベルは非常に高い。だからシリーズになったのだろう。
子供に良い影響はないかもしれないが、家族で観れると思う。恋人といっしょに観るのもOK。たぶん、しばらくは色あせないだろうという感じがするのも、この作品の完成度の高さゆえか?




