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2020年6月26日

ジュマンジ(1995)

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- Tristar Pic. -

両親を亡くした姉弟が、魔法のゲーム「ジュマンジ」を始めてしまう。ゲームからは動物たちが出現し、町は大混乱に陥る・・・・DVDで鑑賞。近年のジュマンジ・シリーズを観ていて、あらためてオリジナル版を観てみたくなり、ビデオ屋さんでお借りした次第。

この作品は、CG技術の点では年代を感じさせる。今なら極めてリアルなサルたちが描かれると思うが、この作品の時代はマンガのような顔をして、動きもギクシャクした描かれ方である。当時の技術の限界ギリギリのレベルで描いたはずと思うが、最近のCGとは完成度が全く異なる。技術の進歩は本当に早いと感心する。 

1995年というと平成7年、劇場主が勤務と子育てで忙しかったころ。この作品を劇場で鑑賞することはできなかった。少し後になると、ピクサーやディズニーの映画を子連れで観ることになるが、まだビデオ中心の時代だったはず。

もし、この作品を子供と観ていたら、描写がすこし強烈すぎると感じたかもしれない。笑えない銃撃シーンや、迫力があり過ぎる洪水のシーンなどもあるので、作品が狙った対象年齢は幼児期ではないように思う。小学校の高学年から中学生くらいか? 

銃撃の描き方は、もう少し子供向きにおかしくしていたほうが良かったのではないかと感じる。ドジなハンターが襲って来るが、おちゃめな失敗を繰り返しているといった設定でないと、子供が見る作品には向かない。笑いを求めるかどうかの、微妙なセンスの狂いを感じた。

欧米の童話には、かなり怖い話が多い。怖さがないと、子供たちが飽きるという感覚があるのだろうか? グリム童話も、えらく残酷な話が多い。その伝統でスリルに重点を置き、笑いの要素を軽めにして、冒険映画にしたいという考え方だったのだろうか?そうならば、それに徹するべきだ。 

SONYが企画した2017年以降の新シリーズは、笑いの要素にかなりの比重を置いている。親子の関係よりも、友情の構築や再確認のほうを重視している。路線としては、新シリーズのほうが商売に長けていると思うが、一般的にはどう評価されているのだろうか? 興行成績は圧倒的に新シリーズのほうが上のようだが。 

懐かしいロビン・ウイリアムスやボニー・ハント、まだ小さかったキルスティン・ダンスト嬢が出演している。ロビン・ウイリアムスの動きは非常に軽い。彼は40代だったのだ。子供のように純粋な考え方をした大人を演じさせると、素晴らしい味わいを出す俳優だった。心に傷を持ちながら、大人しく日常を過ごす優しい人間を演じさせても抜群の味があった。

この作品の頃はたくさんの作品に出演するスターだったが、徐々に脇役が中心になり、まさかの急な最期を迎えることになった。生きていれば、今のシリーズにもきっと出演していたのだろうが、残念だ。

 

 

 

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