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2020年5月23日

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017)

Jumanji

-Columbia-

ゲームの世界に迷い込んだ高校生たちが、襲って来る敵や動物たちをかわし、目標をクリアできるか?という話。DVDで鑑賞。 

高校生のキャラクターが代わり、キン肉ムキムキの主人公に変わるが、精神的にはそのままで幼いという点が面白かった。 友情や愛情をはぐくむ健康的な内容であり、アクションやお笑い、スリルに満ちたシーンもあり、娯楽作品としての完成度が高い。

舞台はジャングルというよりも絶壁や空中のほうが中心で、動物たちが次々襲って来るわけではなかったが、映画としての面白さを考えるなら、それは正しい選択だったと思う。  

コロナウイルスの影響で、しばらく観光も外食もできない。家でビデオでも観て過ごすしかない。確実に楽しめる娯楽作品はないかと探していたが、先日「ランペイジ」をテレビでやっているのを見て、そういえば主役のドウェイン・ジョンソンがジュマンジにも出ていたなと思いだし、両作品に共通する部分が多いはずなので、なんとなく面白そうだと考えて借りることにした。 

今はネットフリックスなどで鑑賞する人のほうが多いのだろう。ツタヤのレンタルは14日間も借りれるようになっていた。店舗内のお客さんも減っている印象。ツタヤが潰れると非常に困る。本を買える場所がどんどん減っているからだ。 

この作品には最近まで興味が湧かなかった。なんといっても、ロビン・ウイリアムスが主演していた旧作のイメージは強く、あれのリメイクで良い作品ができるとは考えにくい、そんな固定観念があった。実際に作品を観て、この企画を考え付いたアイディア、構成力、技術に感心した。勇気が要る企画だったのではないか? 

普通なら退屈な作品に終わっていたと思う。そうさせなかったドウェイン・ジョンソンの存在感の素晴らしさも、再認識してしまった。おそらく、高校生達がそのままゲームの中で行動していたら、観客には全く受けない。個性が大きく変化したから面白いのであるし、特にいかついジョンソンが気弱な個性を演じることには、大きな効果があった。

劇場主のイメージとしては、ジャック・ブラックが出演すると、なんとなく失敗作に終わるような気配を感じてしまう。米国人には面白いキャラクターなのかもしれないが、演技にわざとらしさや無理を感じる。だが、ドウェイン・ジョンソンといっしょに出演すると、わざとらしさはかえって善き脇役の個性に変わるようだ。
 
作品は凄くヒットしたらしい。親子で観れる内容にしたことが良かった。健康的なお色気を見せてはいても、エロティックな面を強調していない。小学生でも笑えるようなオチンチンネタくらいしか出していなかったので、普通なら低レベルのお子さま映画の感覚につながると思うが、この作品に限っては、良い効果を生んでいた。作品の個性に合った表現、キャスティング、ストーリーの流れなどの調整が全て良い方向につながっていると感心した。

 

 

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