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2020年4月19日

ゾンビランド:ダブルタップ(2019)

Zonbieland-double-tap

- SONY -

前作で仲間になった男女4人組。ゾンビを相手に戦い、生き延びて来たが、新種のゾンビが登場し、ふたたび窮地に陥る・・・DVDで鑑賞。  

SONY、コロンビア映画は、こんな作品も作るのかと、すこし呆れた。冒頭の戦いのシーンは実に激しい。相手はゾンビとはいえ、銃撃、めった切り、流血のオンパレード。血の飛び散り具合も実にリアルで、ゾンビたちに同情しそうになって来るほどだった。ひどく残酷なシーンだった。

ラスト近くではゾンビたちを車で轢き殺すシーンもあったが、これも非常に残虐。 ただ、あそこで中途半端な戦い方ではいけない。残酷さに徹する必要はあったろう。なんといってもゾンビ映画だ。グロテスクでないと、普通の映画になってしまい、観客の興味を惹くことはできない。徹底的にやったのは正解だ。

劇場主がスタッフなら、激しいだけじゃなく、さらに笑える工夫も加えていたかもしれない。同じ頭を撃ち抜くにしても、いちいちパターンを変える工夫をして、必要もない妙なスタイルで撃つとか、歌でも歌いながら撃つ、ゾンビが必要以上に無様な格好になるとか、ダンスまがいの変わった動きをしながら撃つなど、残虐で笑えるシュールな表現をしたいと思う。 この作品はただのゾンビ映画ではなく、笑いの要素が大きいのだから、そうすべきだったろう。  

主演俳優は、いずれも人気のあるスター達で、この作品には似つかわしくないと思うが、そこがまたおかしい。4人組の個性の設定も素晴らしかった。仲良しどうしでは面白くない。各自が独善的で、協調性も品もなく、荒々しい。全員がまともな感性ではなく、会話も皮肉たっぷりで話が通ぜず、B級映画のように恰好つけた派手な身振りで、妙な会話を延々と繰り広げる、そのパターンは第一作を踏襲しているようだ。 

さらに今回は個性が似た二人組や、頭のおかしい娘も登場させて、会話のおかしさもパターンを変えようとしていた。一種の股旅物、珍道中のロードムービー路線と言える。妙な建物や、歴史上の重要建築物の中で騒ぎをおかし、口喧嘩や大失敗を繰り返しながら旅を続けるのは、観客を飽きさせにくい設定である。その点では基本に忠実に作られていたと言える。歴代大統領や有名人を題材に笑うのも、お約束のギャグだ。

逆に、お約束に従っていたという面から言うと、少しセンス的に古いのかもしれない。意表をつく工夫が必要だった。

 

 

 

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