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2020年4月27日

ターミネーター:ニューフェイト(2019)

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- Fox, Paramount-

スカイネットから人類を救ったはずのジョン・コナー達だったが、あらたな敵が登場して、現代での戦いが再開する・・・DVDで鑑賞。ターミネーター・シリーズのオリジナル版では3作目に相当するらしい。

最初のヒロインだったリンダ・ハミルトンが、今回は脇役的立場にまわっていたものの、大事な役割を果たしていた。そして最初の敵役だったシュワルツネッガーも同じく、やや脇役気味ながらもアクションをこなしていた。シリーズのファンが喜ぶように考えられた配役だろう。 

この作品のアイディアはどのように生まれたのだろうか? 第一作に則って、最初のヒロイン、最初の敵をなんとか登場させ、原点に回帰し、ファンを喜ばせようという狙いだけだったのだろうか? 最近2作のシリーズでは、話がやや複雑になりすぎたり、ストーリー上の無理を感じることが多かった。アクションも、かってのような単純さが失われ、「どうやったら敵が倒れるのだろうか?」と、途中で疑問に思うこともあった。

これは、殴っても切っても倒れない敵を登場させた場合の宿命である。液体金属の敵を倒すには、溶鉱炉に叩き込むか、電磁パルスなどの未来型攻撃のパターンしかない。ある意味ではワンパターンの戦い方に陥りやすい。そのジレンマを、この作品も解決できていなかったように思う。かなり工夫されたストーリーだったとは思うが、さらにもっと観客を納得させ、満足させるアイディアが欲しいと感じた。

おそらく劇場主以外の観客もそうだったろう。アイディアと勇気、犠牲をはらっての大逆転勝利が、シリーズを通じて望まれているはずだ。

シュワルツネッガーが登場する必要があったかどうか、まず考えてみたい。冒頭では代役のボディービルダーの顔にCGを施していたようだ。そのまま、それを全編を通じてやっても良かったのではないか? シュワルツネッガーでは、年齢的にもイメージ的にも無理が来る。誰もが、彼は年をとったことを知っている。登場するとイタイ、そんな印象を多くの人が受けたのではないだろうか? 

また、Rev-9という敵を登場させるべきだったかどうかも分からない。T-1000型のような液体化ができて、おまけに二体に分裂するなど、映像技術の展示会むけには良いキャラクターだが、演じる俳優の個性も大事で、怖さや冷酷さを重視するキャスティングができていなかったのではないか?見た目は大事だと思う。

モデル体型のマッケンジー・デイヴィスという女優さんがアクションで活躍していたが、もっとゴツイ体形の女優を選んだほうが迫力があったと思う。モデル体型では色っぽくはなっても、迫力の点では無理がある。お色気路線は、このシリーズには合わないと思う。あの役は、女性ボディ・ビルダーから選べたんじゃないだろうか?

 

 

 

 

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