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2019年11月26日

MIB インターナショナル(2019)

Men-in-black

- Sony -

クリス・ヘムズワース主演の新シリーズだろうか? DVDで鑑賞。侵略を試みる宇宙人に対抗して、MIBのメンバー二人が中心となって、世界各地で戦う話。

謎解きの部分があり、ラストでどんでん返しがあった。よく考えられた展開だと思う。しかし、どんでん返しが爽快に感じられるのは、主人公が圧倒的に苦しい立場に置かれ、長く苦しい戦いを経てのことが多い。時間配分の点で、問題があったかも知れない。

旧MIBシリーズは独特の雰囲気があった。主役のコンビの個性の設定が非常に面白かったのが、雰囲気作りにも影響していたと思う。偏屈でニヒルなKと、おちゃらけのJという個性の二人が、漫才をしながら怖ろしい怪物と戦い、人類を救うというのが大きな流れで、途中で出て来る宇宙人たちは気味の悪い連中か、あるいはキモカワ路線の個性的な面々。その個性でも笑えた。

敵を倒すときはクールに銃を放ち、たいていは気味の悪いバラバラ姿にしてしまう。シリーズ中の作品ごとの違いは、敵の個性だったり、二人のどちらかの運命だったり、ワンパターンのようで少しずつ設定が異なるというのがお約束だった。

いっぽう今回の作品は、元の設定も相当違う。新たなコンビを作って、今後もシリーズ化するつもりなのか、単発の作品だったのかは分からないのだが、最初の二人と比べて、今回の二人は個性のぶつかり合いが足りないように思えたので、次回作を作るなら、もう少し検討し直すべき部分がきっとあるだろう。

ヘムズワースのほうが女で大失策をやらかすのが原則だろうが、女MIBのほうもヘマをして、相棒を非難できない苦しい状況になるという展開も考えられる。あるいは、この二人のコンビニは早々に諦め、全く違った展開を目指すかどうかだが、全く違うと相当な企画力が要求される。どうすべきか、分からない。

今回の宇宙人の個性には、もう少し工夫が欲しかった気もする。二人組の魔人のような敵は迫力があり、笑いの要素を排除していた点で際立つ存在だったと思う。エッフェル塔を介して侵入しようとする宇宙人は、あのままでは面白くない。もっと狡さやしぶとさが際立つほうが良い。小柄で弱そうだが、どんな打撃にも耐えるとか、再生能力が高いとか、あるいは直ぐに乗り移って生き残るのでも良い。話し方もいやらしいほうが良かった。

 

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