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2019年6月27日

シュガーラッシュ:オンライン(2018)

Disney

- Disney -

ゲームの世界で無二の親友を見つけた主人公だったが、ふとした思い付きからゲーム機を故障させてしまう。活躍の場を失った相棒のために、主人公はオンラインの世界に飛び込み、ゲームの復活を目指す・・・DVDで鑑賞。

この作品は、小さい子がいるなら劇場で鑑賞すべきだろう。劇場主の場合は、これはビデオか、オンライン配信で充分だと思う。完成度の高い娯楽作品で、穏やかな気持ちになれる良い作品だった。 カーチェイスのシーンはスピード感の表現が素晴らしい。そして、ネット社会の表現が面白い。

グーグルやアマゾンなどの企業は、それぞれが大きな建物になっており、利用者のアバターが出入りしていることを表現している。ユーチューブの人気動画に対して、満足感を示すハートマークが寄せられるのは、ユーチューバーがポイントを稼ぐことを意味するのだろう。検索エンジンが早まってトンチンカンな候補を上げてくるのも笑える。ネットが広まる前に同じギャグをやっても誰も理解できないだろうし、笑いもしなかったろうが、今の時代なら誰でも分かるだろうし、笑えるだろう。

しかし、爆笑できるほどのネタではないと思う。この作品に爆笑シーンはなかったと思うし、感動できるほどの強い感情が期待できるものでもなかったように思う。感動作は、最初から狙っていなかったようだ。それでよかったのだろうか?・・・分からない。主人公の二人の関係に問題があったのかも知れない。恋人とは違っていたようだ。恋愛関係があれば、話は随分違ったものになったろう。あるいは命に関わる関係でも良い。相棒の生命が失われないように願う深刻さを、もっと強調すべきだったのかも知れない。  

トイ・ストーリーは感動作だった。オモチャの物語なのに、家族や友人関係、仲間意識、信頼関係など、一般的な事柄について感じるものがあった。子供達も心に感じ入る部分はあったと思う。それがないと、印象に残ることは期待できない。せっかく作品を作るなら、傑作ギャグ、あるいは子供映画にはもったいない程の感情の動きが欲しい。観客が共感し、納得する、それは少なくとも目指すべきものと考える。

まさか、ディズニーの連中もネット中毒でセンスが落ちたのか? あるいは今後、ネットをフルに利用して儲けを企むディズニーは、ネット社会への突っ込んだ批判は避けたいという判断があったのか? まさかとは思うが、そんなことさえ気になる一作だった。

 

 

 

 

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