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2019年6月 7日

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019)

Mavel

- Dizney -

生物の半数が殺された後、生き残ったアベンジャーズは傷つき、後遺症を抱えていたが、時空を超えて戦う方法を見出す・・・6月2日、劇場で鑑賞。
 
鑑賞した理由は、この作品が歴代一位の観客動員数に迫っていると聞いたからだ。一位になるからには、出来が悪いはずはない。そう期待して行ってみたのだが、意外にも劇場はガラガラだった。日本人の趣味に合わないのだろうか? 

確かに米国人とでは、感じ方に違いがあるはずだ。
 
①キャプテン・アメリカは主役の一人だが、日本人にとっては妙な衣装を着ただけで、特殊能力があるわけではないので、弱小キャラにしか見えない。滑稽だ。 
②キックや銃だけで宇宙人と戦えるなんておかしい。ブラック・ウィドウの力量にも違和感がある。 
③キャプテン・マーベルなんて、取って付けたようなキャラクターではないか? もう少し違った名前があろうし、宇宙船を簡単に破壊する力があるなら、ついでに敵の全部を一発で退治することもできるだろうから、設定に無理がある。 ・・・他にも妙なところがたくさんある。それらが気になって、最後まで満足できなかった。この作品はブルーレイを借りて、家で鑑賞するのがお勧めだろう。劇場鑑賞が良い点は、迫力の点かな?と思えるだけ。  

ストーリーは工夫してあった。タイムトラベルを持ち出して来たが、最初はなかなか上手くいかないので失敗するギャグのシーンが何度かあって笑えた。途中で敵がこちらの計画に気づき、罠を仕掛けて反撃を喰らう展開も良かった。逆転に次ぐ逆転の流れになっていて、よく考えてあったと思う。 

でも、この作品の難しい点は、基本が大きな悲劇の克服、戦いがテーマなので、どこまでギャグを盛り込んでよいかのセンスが問われる点である。各キャラクターごとの映画の場合は、ギャグを中心にしたり、戦い中心にしたりできるが、様々なヒーロー達が共同で戦う場合、それが非常に難しくなる。 神であるはずのソーが、精神的に参ってアル中体形になった点は笑えたが、太ったままで普通に戦えるのはおかしい。作品全体の趣向が曖昧な印象を受けた。

米国人なら、そして子供なら、そういった点は気にならないかも知れない。仲間が集まり復活し、敵を倒す工夫をこらし、作戦の成功が危機に陥り、勝利は厳しいかと思われたが、最後には勝利をおさめる。貴重な犠牲をはらいつつ・・・・伝統的な物語だったと思う。細かい点を気にしない人達になら、大うけしても不思議ではない。日本やドイツ、ソ連さえ打ち負かし、今は中国やイランと戦っている国の国民は、こんな作品が大好きなのだろう。劇場主としては、断然「アバター」のほうが映画的価値は高いと思う。米国の特別な事情がないなら、アバターこそが最高観客動員数だったろう。

 

 

 

 

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