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2019年3月 5日

輝ける人生(2017)

Finding_your_feet


Fending Your feet -    


夫の浮気を知って家を飛び出したヒロインは、疎遠になっていた姉の家に転がり込む。姉や周囲の人々に影響され、輝きを取り戻しそうになる主人公だったが・・・DVDで鑑賞。  


ハリー・ポッター・シリーズで意地悪な先生役をしていたイメルダ・スタウントン女史が主演。彼女は独特な風貌をしており、あまり良い性格ではなさそうなところが役柄に合致していた。ダンスが得意という点では、少し無理があったかも知れない。ダンスの本当の上手さは必要だったと思う。大事なシーンで、年齢を感じさせない鮮やかな踊りを披露できるかどうかで、観客たちの印象は全然変わって来る。他にもっと上手い女優がいたはずだ。顔や体形から想像もできないような優雅な踊りができたら、観客に訴えかけるものがあったに違いない。  


ヒーローに相当するのはティモシー・スポールで、ハリー・ポッターシリーズではネズミのような風貌の小太りな男にしか見えなかったのだが、今作ではそこそこの風貌の、美男ではないが味のある顔つきの人物になっており、その演技力やメーキャップの力に驚いた。   


ヒロインの姉役は知らない女優だった。役柄が良すぎた印象もあり、もっと人間的な部分、たとえば妹を毛嫌いしていた理由を明かし、互いに罵り合いになるとか、暗い部分もあったほうが良かったのではないかと思う。この作品は喜劇なので、リアルな兄弟喧嘩は作風に合わなくなる可能性もあるにはあるが、悲しいシーンを手短かに済ませれば、後で喧嘩の際の言葉を後悔するシーンが生きて来るだろう。悲しいエピソードは、最後に心にしみる物語を作る効果があると考える。それで喜劇のシーンも、より印象が強く残るというものだ。   


そういった抑揚の面で、この作品は一段階超えていない印象を受けた。また、演出も少しわざとらしい。お約束の笑いに持ち込むための、段取りのようなものを勘付かれてしまいそうだ。テンポに問題があったのかも知れない。 でも総じて良い話だった。悲喜劇を、ジョーク豊かな会話でつないでおり、雰囲気が良い作品だと思う。ジョークのセンスを感じる。ドタバタ劇にない味わいを感じる。 

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