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2019年3月25日

人生はシネマティック!(2016)

Their_finest

- Their Finest - BBC Films         

 

ドイツ軍の爆撃を受けていた時期のロンドン。ヒロインは、爆撃の恐怖、収入不足、役者や政府からの要求に困惑しながらも、映画の脚本を作ろうと努力する・・・・DVDで鑑賞。    

 

映画製作の現場が主な舞台になっているから、進行具合が面白い。「アメリカの夜」のロンドン版を戦時下で描いたら?というアイディアだったようだ。この作品は、大きく宣伝されてはいなかっただろうと思う。雑誌でも読んだ記憶がない。熊本市で上映されたのかどうかも知らない。かなりマイナーな企画だったはずだ。    

 

BBCフィルムは、テレビ用に企画を考える部署なのだろうか?あるいは、最初から劇映画用に企画するのか? いつも優れた企画に感心する。これも派手さのない作品だが、映画愛や戦時中の生活を大きな要素としながら、恋愛関係も変遷して、一人の女性の感情の動きを感じさせる内容。表現力は素晴らしかった。 戦時下の物語であり、英国民にとっては苦しさを耐え抜いた時代だから、観客の評価につながりそうな時代であろう。    

 

ヒロインを演じていたのはジェマ・アータートンという方で、飾り気のなさそうな、ごく普通の市井の人のイメージ。「アンコール!」で合掌の指揮者を演じていた方だ。少し演技が固い印象も受けたが、舞台女優だろうか?     

 

英国の俳優には、舞台がかった演技をする人が多い気がする。シェークスピア劇の影響だろうか? 有名なスター俳優の経歴を見ると、たいていは舞台劇で評価されてからテレビや映画に向かっている。 目線が舞台の観客に向かうかのような、少し外れた印象を受ける時があると感じるのだが、劇場主だけだろうか?特に二人の人物が並んで座り、会話をする時がそうだ。普通の日常会話なら、まともに相手を見るだろう。でも舞台では互いの表情が観客に分かるように、互いに斜めをみることが多かった。昔の映画では特にそうだ。いまだに、その名残があるのかもしれない。     

 

この作品のタイトルは、あまり感心できない。劇中のセリフから何か取るか、キーフレーズを使うか、他の邦題があったろうと思う。あまりにシケているのではなかろうか。

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