映画評

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2019年3月 9日

ペティコート作戦(1959)

Operation_petticoat


Universal-  


太平洋戦争の時代。修理のために南洋を航行する潜水艦は、物資の不足や女性兵士の救助、敵、味方からの攻撃にさらされながら、航海を続ける・・・DVDで鑑賞。  


戦場で作戦中の潜水艦がピンク色になること、密室の艦内にお色気たっぷりの女性陣が加わることによる影響、物資を調達するためにヤクザな手段をとること、そして最後の生き残りを賭けた作戦、いずれもがおかしく、娯楽性たっぷりだった。   


監督はブレイク・エドワースで、この後に「ティファニーで朝食を」を撮影しているから、脂の乗った時期の作品だろう。驚いたのは、潜水艦の使い方。沈んだ潜水艦を浮き上がらせるシーンなどは、どう見ても本当の船を使っているとしか思えない。模造品にしては頑丈すぎるように思えるので、実際の船を借用したのではないか?潜航していく時も、人間が実際に入り込み、直ぐに海中に沈んでいる。今と違ってCGはないはずだから、海軍の協力を得て、実際の船で撮影したはずだ。海軍兵士でないと、水中での作業はできなかったろう。出演していたはずだ。   


主役はケーリー・グラントだったが、目立つ役割は、要領が良くて憎めない伊達男を演じたトニー・カーティスのほうで、ケーリー・グラントは真面目男に終始し、引き立て役だった。よく出演したものだ。   


美しい女優たちが兵士役で登場していたが、名前を知っている方はいなかった。ハリウッドには美人だけなら数限りなくいるだろうから、生き残れなかったのか? それでも各自がちゃんと演技をしていて、ドジな個性やお色気を効かせて、話を面白くすることに成功していた。兵士たちのそれぞれも、名前が残ることはなかったようだが、それぞれに優れたな面や、だらしない部分を見せたり、個性をちゃんと表現していた。   


手際よく細々したシーンを撮影していたはずだ。熟練の作業員たちが、ハリウッドの伝統に基づいて作った作品のように感じる。そのせいか、斬新さは感じられない。破天乱な人間を描く場合、70年代以降の作品なら手法が少々違っていただろう。ラブシーンは当然もっと派手にあっただろう。観客が驚くような描き方をしないと徐々に飽きられて、あまり印象に残らないままに終わる。この作品には、そんな古風な臭いを感じる。

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