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2019年1月12日

ジュラシック・ワールド/炎の王国(2018)

 

Jurassic_world_fallen_kingdom

- Universal -   


かって恐竜のテーマパークがあった島が火山活動により壊滅することが明らかになった。恐竜を救う目的で島に乗り込んだクルー達は、火山の噴火や裏切りにより、窮地に陥る・・・・DVDで鑑賞。 


既にシリーズ第五作目だそうだが、素晴らしい映像技術に、またも感動する。解説編で、恐竜にも個性を持ち込んだとスタッフが述べていたが、たしかにクセなども表現されており、生き物としての実在感には満足できた。       


火山噴火の表現も凄い。「ポンペイ」で使われた表現と似ていたが、どうも普賢岳の噴火の映像を参考にしたのではないかと感じた。あの時の実写映像の再現を見るかのようだ。特に火砕流の表現手法が進んでいて、とてもリアルな画像になっている。火山プラス恐竜で、映像の迫力が出るだろうと製作スタッフは考えたに違いない。    


いっぽうで、ドラマの部分では少し物足りなさも感じた。観客が共感できるテーマというものは、ほとんど省略されていたようだ。恐竜が登場するスペクタクル映画だから、教育的な内容は必ずしも必要ないとは思う。しかし、愛や友情、勇気、重い決断、責任感といったものが感じられたほうが、きっと後味が良くなると思う。その大事な点を省略して、娯楽に終始していたようだった。  


主人公は前作に引き続き、クリス・プラット。ヒロインはブライス・ダラス・ハワードだろうと思うが、彼女は引き立て役と言った方が良いかも知れない。古いタイプのスペクタクル映画では、肉感的なセクシー美女が怪物に喰われる役を演じることが多かった。どうもセクシャルな欲求を怪物に代行させて、スケベな満足感を与えようというねらいだったようだが、その面の配慮もしていなかった。


クリス・プラットの個性には、あまり魅力を感じない。この作品は恐竜の暴れぶりが最大の魅力だから、人間のアクションは目立っても仕方ないと考えられているのだろうか?劇場主としては、超人的なアクション、感心するほどの工夫で難局を乗り越える主人公が欲しい。もう少し、人間が活躍しても良かったのではないか?   


そして話の終わり方が非常に気になった。人間が住む街に恐竜達を放っていたようだ。それも、ごく当然のように誇らしい顔をしてやられていた。何か重大な問題を忘れていたのではなかろうかと気になったが、あれは次回作で人間と恐竜が戦うための布石だろうか? 無茶な話だが、納得してあげないとシリーズが終わってしまうから仕方ないのか・・・

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