映画評

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2019年1月 8日

スター・トレック(2009)

Star_trek

- Paramount -      


12月30日、衛星放送で鑑賞。絶大なる人気を誇る「宇宙大作戦」は、過去に何度も映画化されているはず。でも劇場主は、あまり興味を持っていなかった。この作品の公開当時も全く期待していなくて、劇場に行こうなどとは考えもしなかった。   


最初のテレビ版は、再放送だったかも知れないが、子供の頃に何度か観た記憶がある。その時の印象は、何かにこだわり過ぎて肝心のアクション、演技の部分がないがしろになったオタクっぽい失敗作のように感じた。演技はいかにもテレビ俳優がやりそうなオーバーなもので、過剰にクールだったり、科学的な説明がくどかったり、CGなどない時代だから映像の技術にも問題があったりして、なにかドツボにはまった実験のような感覚か?オタクでないと不満が残る出来栄えだったと思う。  


その後の映画化作品も、スターウォーズほどの人気が出たとは聞いていない。この作品では若い俳優たちに切り替わって、新しいシリーズとなって生まれ変わったようで、かなりヒットもしたらしい。アクションの面では、特に空からダイビングで出撃するシーンなど、かなりの迫力があった。主役のクリス・パインの破天乱な性格も、旧来の沈着な船長より斬新に写る。より映画的な設定と言えるだろう。


でもクリス・パインの魅力は、劇場主にはよく分からない。ものすごい二枚目ではないと思うし、格闘技が非常に得意なタイプでもないようだ。やや軽い印象のアイドルタイプ。お調子者、すばしこく立ち回って危機を脱する、そんな個性は感じるので、組織の中での若手副官といった役には向きそう。この作品がまさにそうだったので、この役には向く。でも、どうなったら大スターになるか、ちょっと予想できない。   


転送・・・の表現は、昔のテレビ版よりは進化していたと思う。ブラックホールができる際の映像表現も素晴らしかった。「赤い液体」を取り出す際のブヨーンとした液体の動き、重力が強まって星が収縮して行く様は出来栄えが良い。いっぽうで、スポックの母親のウィノナ・ライダー嬢が落ちてゆくシーンは、テレビの安物ドラマのレベルだった。もっと劇的に描いても良かったのでは? 戦いに関しても、二転三転、逆転に次ぐ逆転の展開があったほうが良いと思う。少し単調に思えた。

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