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2018年12月22日

アメリカン・アサシン(2017)

American_assassin

LionsGate.etc. -


恋人をテロで失った主人公は、CIAにスカウトされた。訓練を受けた彼は、核テロを阻止するための作戦に臨むが・・・DVDで鑑賞。  


主人公を演じていたのはディラン・オブライエンという俳優。売り出し中の人気者らしい。演技に不満は感じなかったし、動きもなかなか良くて、アクションスターになれるかもしれないと思ったが、際立つ迫力は感じなかった。二枚目すぎたのか、細身だったからか? 今後この作品がシリーズ化されるか分からないのだが、少なくともジェイソン・ステイサムのような迫力が理由で次々と作品が作られることはない気がする。   


主人公はまともで、かつリアルな演技ぶりだったが、圧倒的なものがなかった。アクション映画のヒーローは、おそらく常識を超えていないといけないのだろうと思う。シリーズ化されるためには、観客が意外に思うほどの残虐ぶり、派手なアクション、B級映画のような過剰な演技が必要ではないかと思う。まともなヒーローでは、共感はされても印象に残りにくい。  


作品中のアクションのレベルは低くなかったと思う。おそらく専門の指導員がついて、リアルな戦いになるよう、充分に演出されていたに違いない。ストーリーも結構複雑で、裏切りや作戦の失敗など、話が複雑になるよう、緊迫感が出て来るよう、かなり入念に作られていた。しかし、今日のスパイ映画のほとんどがそうなっているので、際立って優れた構成とまでは感じなかった。よく出来ていたが、際立ってはいない、そんな印象。 


何かが不足していた。やはり主人公の個性ではないか? もし可能なら、尋常でない訓練によって普通の青年がクールな殺し屋に変身していくといった流れか、尋常でない怒りで、敵どもを残忍に殺しまくるダークヒーローとして描くなどを考えてみても良かったのかも知れない。あるいは変装などの特殊な能力、斬新なアイディアの秘密兵器を使って奇想天外な戦い方をするなど、リアルさを捨てた路線も、人気を得るためには考えて良かったのではないだろうか?

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