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2018年12月15日

モネ・ゲーム(2012)

Gambit

- Momentum,FilmNation,etc.-   


富豪の美術顧問をしていたモネの絵の専門家。富豪から酷い仕打ちを受けるのに我慢がならず、偽の絵を売り込む計画を立てる。そこで雇ったのは、テキサス出身のカウガールだったが・・・・DVDで鑑賞。    


シャーリー・マクレーンとマイケル・ケインが主演した「泥棒貴族」のリメイク版。泥棒貴族で興味が湧いたので、鑑賞に至った。今作に特別な感動は覚えなかったので、失敗作と言えるかも知れない。ウイキペディアによると、この企画は10年以上もかけて徐々に進んだものらしい。リメイク版でオリジナル版にない魅力を出すのは簡単じゃないだろうから、いろんな人間が関わって、紆余曲折あって出来上がっても不思議ではない。  


この作品で一番魅力的に写ったのは、スタンリー・トゥイッチだった。主人公にやられる側の人間で、出番もそう多くはないのだが、やられ方や個性が明確だったので、好感を持てた。主人公もビルの内外をうろうろして、ズボンをなくすシーンはおかしくはあったが、よくあるシーンでもあり、特別に面白いとまでは言えないように思えた。もしかしての話だが、あれをヒーロー俳優、たとえばジェイソン・ステイサムのような肉体派俳優が演じていたら、ずっと面白くなっていたと思う。普通の個性では何も斬新な点がないので、観客には受けない。主役を変えるか、他に何かウリとなるシーンを作らないといけなかったと思う。


主人公が押し入った部屋の住人が、たいへんなセクシー美女で、主人公が誘惑されて大事な仕事を忘れてしまうなどの展開も考えられたと思う。主人公がだらしない方向に個性を変えることになるが、この作品の主人公の個性では、面白みに欠けるように思うので、そんな方向転換があっても良いのではないか。    


富豪役を演じたアラン・リックマンは、この作品の公開4年後に亡くなっている。この作品でのリックマンが個性的な悪役だったかは、少し疑問に思えた。オリジナル版では主役たちの演じ分けが大きな要素で、予想と異なる隙のないビジネスマンぶりを演じる手もあったと思うが、ストーリーの関係で演じ分けはできない設定だったから、何か他の要素でもって、観客を笑わせることが必要だったと思う。ヌーディスト趣味だけが、演じ分けに近い設定だったかも知れないが、それだけで客受けするものだろうか?   


ヒロインのキャメロン・ディアスは、この作品の頃は40歳近い。個性はヒロインの設定に近かったかも知れないが、キャスティングされるべき必然性は感じられなかった。もし、もっと太っていても良いから、グラマーで野性味ある田舎娘のような女優が演じていたら、そして主人公との関係が深まっていたら、話は相当違ったものになったのではないかと思った。

 

 

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