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2018年10月15日

鳥類学者 無謀にも交流を恐竜を語る(2018)

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- 川上和人著、新潮社文庫 -            

 

2013年に発表されて話題になった書籍が単行本になっていたので購読した。噂にたがわぬ面白さで一気に読めてしまったが、学術的な内容もちゃんと含まれており、まったくの空想話ではない。著者のセンスの良さに感服した。       

 

川上氏は、研究所に勤める本物の鳥類学者らしい。鳥類を研究してどのような意味があるのかすら劇場主には分からないが、おそらく恐竜の研究には大きな影響が生まれそうなことは分かる。鳥類学も、おそらく遺伝子を研究する作業が今のメインではないかと思う。外見だけで分からなかった分類が、遺伝子を調べることによって明確になり、機能と遺伝子の関係も明らかにされつつあるのだろう。             

 

鳥類がどこから発生してきたのか、劇場主が図鑑を読んだ記憶では、恐竜と共通の祖先がいて、どこかで始祖鳥が生まれ、恐竜に進化した種族は絶滅し、鳥類は寒さや餌の問題を乗り越えて発展してきたように書かれていた。大人になってから、どうも恐竜の発展形が鳥類らしい、恐竜のかなりのメンバーは羽毛をまとっていたらしいなどと、少しずつ解説が違ってきた。          

 

一番上の子の頃は、全ての恐竜が丸裸だったが、3番目くらいから毛が生えたものも出て来た。そして今は鳥類≒恐竜と言えるほどになっているようだ。わずかな間に、常識が大きく変わってしまったようだ。                    

 

ヒヨコは可愛らしいので、子供の頃によく手のひらに乗せて撫でてやったりしていた。小学校の当番でしばらく鳥の世話をやっていたが、まさか恐竜の世話をしているとは思っていなかった。単純に小さい小鳥だから恐怖を感じなかっただけだろう。フクロウを間近で見た時は、さすがに指を出したら噛みつかれそうで怖く感じた。大きさが重要なのだ。             

 

阿蘇のホテルで、玄関にダチョウが飼われている所がある(ビラパークホテルだったと思う)。あれも怖かった。餌をあげているのに嘴で急にどついてくるし、その破壊力が結構凄い。あれなら、集団で人間を襲って食べることもできるかも知れない。恐竜をイメージしやすい鳥である。         

 

もしもの話だが、鳥の遺伝子を操作して、恐竜のような動物を作ることはできないだろうか? ダチョウの発展形ならできそうだ。道義的にどうという視点を無視して、純粋に技術的な点に絞って考えれば、可能は可能かもしれない。恐竜の遺伝子を一部導入することも、できるかも知れない。怖い生物が誕生するだろう。

 

 

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