映画評

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2018年8月10日

キッド(2000)

Dizneys_the_kid

Buena Vista(Dizney)-          


コンサルタントで高収入を得る主人公は、ある日、見知らぬ少年が屋敷に侵入していることに気づく。その少年は、30年前の彼自身だった・・・7月29日、衛星放送で鑑賞。    

 

この作品はビデオ屋さんの棚で何度も観たことがあって、あらすじは知っていた。しかし、特に評価の高い作品ではなかったっはずなので、借りようと思わないままだった。今回は台風の影響でビデオを借りにくくて、我慢してテレビ鑑賞した次第。しかし、まったくの駄作ではなく、そこそこ面白いし、心温まる作品だった。    

 

主演のブルース・ウイリスは、この作品の頃は既に大スターで、45歳くらい。役柄と比べたら、少し齢を取り過ぎていたように感じたし、実際にもそうだったわけだ。彼の出演ならヒットが見込まれると考えて作られた企画のように思う。無名の俳優でヒットが狙えるほどの斬新な作品のようには思えない。どこかで聞いたような話に過ぎないと感じる。それでも結果的に嫌らしい感覚は覚えなかったから、演出が適度に抑制されていて、好印象を確保するように作られていたのかもしれない。     

 

この作品でも、やはりブルース・ウィリスの演技はオーバーだった。目を細める表情は、彼がタフガイを演じて敵を挑発する時には有効かも知れないが、この作品には似つかわしくないように感じた。女性と会話する際に、あんな表情はマズいのではないか?それとも、欧米の女性はあんな表情が好きなのだろうか? 劇場主は、その方面を分析できない。とにかく、この作品に限っては、あの表情は似つかわしくなかったと思う。          

 

共演者のうち、秘書役は良い味を出していた。有能で、しかもプライドを持って仕事してくれていること、主人公に対するクールな対処の仕方などが良い味につながっていたと思う。これに対してヒロイン役に相当する女優さんは、少し表情にこだわり過ぎていたような気がした。ごく普通の感覚の持ち主という設定でも良かったように思う。この作品は主役のトラウマや、妙な生き方を描くことが大事で、ヒロインまでおかしな人物である必要はない。彼女の迷いや焦りは演出されるべきだが、性格に関してはまったくのノーマル、良心的な人物であったほうが良いと思う。     

 

還暦が近づいてきて、劇場主も自分の人生について反省することが増えた。真面目に働いてきたとは思うが、巨大な財産を築けたわけじゃない。大成功の人生だったとは感じない。子供ができたことは嬉しいが、子育てに奮闘した割には、順調に育っていないと感じる。家内は勝手な生き方をして、家族は傷ついている。それを改めさせることは現実的には無理だろう。諦観を持って、ズルズル生きている現状である。  

違う生き方があったのかもしれないと、よく考える。でも、ドラスティックなことを今後やろうとは思わない。飛行機を操縦するなんて、意義を全く感じない。 主人公とは望みが違うようだ。 勇気も足りないのだろう。  

 

 

 

 

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