映画評

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2018年7月18日

セントラル・インテリジェンス(2016)

Central_intelligence


- New line Cinema etc.-  


高校の同窓会の前、変貌したかってのクラスメートから連絡を受けた男は、陰謀に巻き込まれてしまう・・・DVDで鑑賞。  


この作品、きっと国内の劇場公開は限られた場所だけでしかされていないはずだ。主演のドウェイン・ジョンソンは有名だが、他の俳優たちは顔と名前が一致していない人達ばかりだった。豪華なCGや大掛かりのロケがなされた様子もない。これはきっと日本人向けにはマイナーな企画だったはずと思う。 だが、たしかに面白かった。   


アイディアが上手く生きていた。高校時代のヒーローといじめられっ子の立場が逆転する設定、友情やアクション、それと謎解きの様子が上手く絡んで、最後まで退屈させなかった。ストーリーはありきたりで、結末はだいたい読めてしまうのだが、途中のギャグが面白いし、俳優たちの個性も素晴らしいので、退屈しなかった。    


ケヴィン・ハートというコメディアンは、過去に何度か見ているはずだが今までは印象には残っていなかった。今作での彼は、とても素晴らしい。小柄で、エディ・マーフィーに近いキャラクターを持ち、酷い目に遭う役柄をさせたら必ずサマになりそうな雰囲気が漂っている。よく選んできたものだと思う。この作品はあくまでドウェイン・ジョンソンの映画と言えると思うが、善き相手役が必要で、そのための弱者の個性にケヴィン・ハートがはまっていたことで、成功の道が開けた面は必ずあると思う。


いじられ役というか、何かに巻き込まれてしまう人物の役は、映画界では確固たる役割として、繰り返し演じられている。黒人俳優の場合は、エディ・マーフィー以外にも、デビューしたての頃のウェズリー・スナイプス、クリス・タッカーもそうだった。 いきがっていると失敗して惨めな様をさらすというのがパターンで、酷い目に遭うほど観客は喜んでくれる。口は達者で格闘技の腕もある場合はあるが、格闘技が使えない場面で損してしまうというのもパターンである。そんな彼らも、自分たちの役柄に飽きてしまうのか、あるいは有名になってヒーロー役に色気を出すのか、やられ役から脱皮を試みて、多くの場合は失速していく、それがパターンのようだ。   


今後のケヴィン君に注目したい。続編が作られるかも知れない。

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