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2018年6月30日

キングズマン:ゴールデンサークル(2017 )

Kingsman

 Fox -


イギリスで仕立て屋の姿を借りる、私設の情報機関の物語の第二作。今回は前作で殺されたはずの上司が、思わぬ場所で生きていたこと、アメリカの諜報機関や、麻薬組織とのやりとりが展開する。DVDで鑑賞。   


このシリーズは、知る限り熊本市では劇場公開されていなかったはずだが、大都市でなら興行的にも成功するかも知れないと思う。実に痛快な作品だ。     


前作も意外なほど面白い作品だった。原作はコミック本らしい。原作のアイディアがよほど優れていないと、そもそも映画化しようという話は持ち上がらないだろう。いまどきスパイもので大ヒットするなんて、ちょっと考えにくいはずなんだが、この作品は第一作、第二作とも実に上手くできていて、古さを感じさせない。作り方が上手いと感心する。 原作も優れたアイディアを有し、製作者たちも優れたセンスを持ち、ソツのない作り方をしているに違いない。    


独特の個性や意外性を出さないと、この手の作品はすぐ飽きられるだろう。もはや007だって、昔のままではやっていけない時代であるから、他のアクション映画とは違う、独特の魅力を出さないといけない。派手なカンフーアクションだけでは、おそらくジェイソン・ステイサムの映画に敵わない。殴り合いのリアルな迫力では、おそらく「アトミック・ブロンド」のようなアクション専門の監督が撮った作品には敵わない。 気取った紳士的所作とユーモア、個性的な敵の活躍、リアルじゃないけど道具を上手く使う独特の戦い方、それらが新しい魅力を生んでいると思う。 


さすがに十作以上も続編が続くとは思えないが、当面は今の路線で行けそうな気がする。 ただし、子供たちに受ける作風ではないような気もする。もっとユーモアたっぷり、失敗を繰り返すドタバタ劇にしない限り、家族がいっしょに楽しめる感じはしない。残虐なシーンもある。このままではジリ貧も免れないのではないか?   


有名俳優たちがいろいろ登場していた。 資金が豊富なのか、ヒットに自信があったのか、主役でないにも関わらず、ハル・ベリーやチャニング・テイタムなどが楽しそうに役を演じていて驚いた。次回作では彼らが仲間となって活躍する、そんな契約を結んでいるのかも知れない。そうなるかどうかは、原作漫画を読んでいないから分からないのだが、そんな気配を感じる。 そうだとすると、その点は少し安易すぎるかも知れない。   


 



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