映画評

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2018年6月15日

SING/シング(2016)

Sing

- Illumination Entertainment,Universal

 

劇場を運営するバスター・ムーンは、経営不振の打開策として歌のオーディションを発案するが、大失敗が待っていた・・・・DVDで鑑賞。

 

この作品は大ヒットだったらしい。しばらくはビデオ屋でも人気があったようだし、サントラ盤のCDや、ラジオでの曲紹介も何度か聞いたように記憶している。内容も健全だし、ディズニー映画と言われても不思議ではない、家族向けの作品だった。イカ達が躍るシーンは実に美しく、素晴らしいアイディアだった。 

 

この作品は、最初からストーリーが読めてしまう。よほど個性的なキャラクターが登場しない限り、そうそうは受けないように思うのだが、製作者たちの戦略がしっかりしているのか、受けていたようだ。劇場主は各々のキャラクターにそれほどの個性を感じないが、ちゃんと人気を出しているようだから、何かが良かったのだろう。典型的なキャラだったから、幼児たちには非常に受けるのかも知れない。 

 

劇場主の好みとしては、主人公はもう少し辛い目に遭い、根性や友情などによって少しずつ盛り返し、大人も感動できるような真面目路線のほうが好きだが、そんな話で子供たちがシラケてしまっては、興行面で失敗する。子供をターゲットにする選択は正しかったのだろう。

 

極端に意地悪な人物が登場するわけではないので、悪役を倒すことで盛り上がるタイプの話ではない。ぜひ悪役が欲しいと、劇場主は思った。悪役なしで観客に受けるためには、普通の場合は他に代わる大きな魅力が必要だったと思う。子供路線に絞ることで成功したようだが、危ない面もあったかもしれない。  


声優たちが一流だったのは魅力になり、話題の点で成功に貢献したかも知れない。プロモーションビデオには、アリアナ・グランデも登場していた。作中の実際の歌声もかなり素晴らしい出来栄えだったようだ。日本の歌手たちの歌を聴いたが、下手くそはいなかった。そして英語バージョンの歌は本当に素晴らしい。歌や曲の魅力は確実に成功につながっていたはずだ。   

 

さらに思ったのだが、もしかするとオーディション番組のイメージが、作品への期待感につながって成功したのかもしれない。ユーチューブによく出ていた有名なタレント発掘シーンは、ポール・ポッツやスーザン・ボイルなどのスターを生み出して、注目が集まった。あの記憶が、映画の魅力にも関係したのではないだろうか?    


オーディションを使えば注目が集まるだろう、期待感が生まれるに違いないと、製作者たちには分かっていたのかも知れない。ユーチュブがなかったらのアイディアさえ生まれていなかったかも知れないと思うが、どうだろうか?  

 

 

 


 

 

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