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2018年4月25日

チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~(2017)

Toho

- 東宝 -

 

福井県のダンスチームが全米選手権制覇を目指す物語。福井商業高校が達成した実話を基にしているそうだ。   

 

紆余曲折のある展開は素晴らしかった。ただの学園もの以上に、よく練られた脚本だと思う。 主演は広瀬すず。もはや近年の学園ものの映画のヒロインは、彼女以外はありえない状態になっているかも知れない。ヒットが確実に狙える稀有のタレントだ。

 

少し前まで、それは有村架純だったはずだ。その前、それは長澤まさみだった。なぜ短期間で寡占状態が変化するのか分からない。人気が上がるとギャラが高くなって会社側が敬遠することや、顔が知れ渡って新鮮味が失われること、年齢が上がれば学生役は務まらなくなることなどを考えると、当然の帰結かも知れないけど、いろいろな要因があるのだろう。 

 

長澤は凄い美人だから息の長い活躍も期待できるが、広瀬すずはどうだろうか?より庶民的な顔、普通の体型が良い効果をもたらして、三枚目的なヒロインを年齢に応じて長く演じることができそうな気もするし、旬の時期を過ぎた時に、はたして魅力を維持できるか懐疑的に思える印象もある。

 

演技力は、おそらく歴代のヒロイン達より上だと思う。悪女役だってきっとこなすだろう。目つきに特徴があるので、夢見る若い女性を演じると、本当に良い絵になる。今後はきつい性格の役だってやれそうな気もする。夢見る世代を越えたら、どんなイメージになるのだろうか?  

 

昨今は高校のダンス部に注目が集まっている。紅白で大阪の高校生チームが素晴らしい踊りを見せていた。劇場主が高校生の頃はダンスに良い印象を持つ大人は少なく、ダンス部などがある学校は滅多になかったはずだが、教育的に良い効果が期待できることから、今は立派に部活動として認知されている。 それでも長年の意識のせいで、妙なことに熱中していると目されることは、おそらく今でも多いのではないか?  

 

素敵なダンスを見ると喝采したくなるが、少しでも下手くそだと直ちに笑いの対象になる。ダンスは一般のスポーツよりも評価が残酷に出やすい。その点は映画の場合もそうだ。 この作品の踊りは良く練習していたのだろう、素晴らしいレベルに達していたが、超一流だったとは思えない。猛練習しても、一朝一夕で喝采を浴びるレベルに達するのは難しい。体力面はすぐには追いつけない。踊りは本物のダンス部員を中心にして、主役だけ俳優にするほうが、見た目の迫力は出たと思う。スポコンものの作品では、それが原則だ。

 

 

 

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