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2018年4月28日

エブリシング(2017)

Everythingeverything

 

- Warner Bros. - 

 

免疫不全の少女は、18年間自宅にこもって生活してきた。ある日、隣に同世代の若者が引っ越ししてきて、少女は大きく運命が変わることになる・・・・ 

 

DVDで鑑賞。久しぶりに観た純愛系の青春映画だった。原作があるそうで、それを気に入った女性監督、女性プロデューサーが中心となって作った作品のようだ。ヒロインはアマンドラ・ステンバーグ。「コロンビアーナ」で可愛らしい子役を演じていた女優だ。今作の演技が特別上手かったようには感じなかったが、素人くさい雰囲気には好感を持った。妙に派手な演技をするより、ティーンエイジャーらしい初々しい印象を優先したほうが良かったと思うので、悪い演技ではなかったのでは? 

 

いっぽうの相手役は覚えていなかったが、「ジュラシック・ワールド」の少年役らしい。こちらは主人公を食わないように適切な態度で、かつ魅力的な青年を演じきっていた。テレビでは有名な俳優らしい。

 

青春映画は作られ続けているはずだが、最近は記憶に残る作品に出合っていなかった。自分の年齢が上がって興味を失っていることが理由ではないかと思う。純愛系作品に、どんなものがあるのだろうか? 「君の名は」は純愛映画だったかも知れない。愛憎渦巻く話ではなかったし、スペクタクルがあるとしても中心は若い男女ふたりが話の中心だったから。でも設定はSFであり、アニメでもあり、昔よく見た純愛映画とは趣が違っていた。純愛だけでは受けないだろう。 

 

この作品も途中から話が変化し、純愛だけなのか分からなくなっていた。良い展開だったのか、はっきりしない。でも韓流ドラマのような展開では飽きる。純愛以外の、思いもよらない設定が今は要求されるのだろう。

 

ヒロインの病気の診断に関しては、ちょっとした書類上のミス、検査方法の限界か勘違いによって誤診されたという設定のほうが良かったようにも思えた。免疫不全の患者を診たことがあるが、検査結果で何かが足りないと分かるまで、えらく時間がかかってしまった。普通測らない免疫系のタンパクは、検査会社に送って結果が出るのが遅い。その間に患者は死んでしまう。あの結果が誰かと間違っていたら?検査キットに不具合があったら・・・と、考えると怖ろしい。診断は簡単ではなく、臨床診断に頼らざるを得ない場合もありうる。当然ながら、誤診もある。   

その場合は「免疫不全の疑いが濃厚なのよ!それを連れ出すなんて、なんて無責任な!」というセリフが当然になって来る。それを設定に使うべきだったのでは?つまり、主人公と接触を試みた若者は訴訟を起こされそうになり、批判の嵐の中、恋愛が不可能な状況になる。しかしそれでも無理して、結局殺してしまいなした・・・といった流れが自然。普通なら病気と思えるヒロインを連れ出すようなアホウは、刑務所に入れて世間から隔離しておくほうが良いくらいだ。

 

 

 

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