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2018年4月 4日

星空の用心棒(1967)

Long_days_of_vengeance

- Long Days of Vengeance 

 

実実の無実の罪で服役していた主人公は脱獄に成功し、自分をはめた連中に仕返しをしていく・・・2月25日、衛星放送で鑑賞。   

 

驚いたことに、アメリカ西部からメキシコ付近の物語のはずなのに、登場人物たちは平気でイタリア語を話していた。たぶん米国では英語に翻訳されていたはずだが、口元をみると変だと気づいていたのではなかろうか?都合の良い作り方をするイタリアの映画人たちは、あえて無理して英語で話そうとは考えなかったのか?合理的といえばそのようだった。    

 

言葉もそんな具合だが、全体が明らかにマカロニウエスタンの作り方。主人公が敵の散髪屋に対して、自分の髭を剃れと命じるシーンがある。普通なら敵にナイフを持たせたりするはずがない。マカロニウエスタンでないと難しいシーンだった。リアルさを完全に損なうシーンだと思うが、緊迫感は確かに盛り上がる。そのためにはリアルさは犠牲にするのも、ある意味では合理的であろうか?よく分からないけど。   

 

主人公の脱獄の方法も素晴らしかった。どうやって仲間と連携したのかはさっぱり分からないが、簡単な仕掛けを少しずつ整えてついに大掛かりな方法にたどり着くのが面白かった。敵がたくさん迫って来る中で、わざと目立つ場所に立ち、ライフルで次々と餌食にするシーンも格好良い。でも、普通なら敵からやられるほうが先じゃなかろうか?細かく言っていくと、キリがない。    

 

主演のジュリアーノ・ジェンマは体格が良くて動きも軽く、確かに格好良い。演技力に関してはよく分からないのだが、西部劇の主人公は表情をあまり変えず、タフそうな、クールそうな顔をして動きが良ければだいたい務まる。演技力は、長いキャリアを保つためには必要でも、単発の作品でならあまり必要ない。    

 

この作品の復讐の方法はかなり複雑だった。少し考えすぎていたかもしれないと思う。原案は「モンテ・クリスト伯」らしいが、原案のほうがもっと単純な方法だったように思う。わざわざ法の裁きを要求するのは、やはり映画の盛り上がりのための設定であり、無理があったように思う。

 

 

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