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2018年3月20日

気ままな情事(1965)

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- 監督:アントニオ・ピエトランジェリ -

 

会社を営む紳士。彼の奥様は美貌の持ち主で、奥様の不倫が気になるあまり起こる騒動を描いた作品。DVDで鑑賞。

この作品はツタヤの名作コーナーに並んでいたので目に留まった。おそらく特に取り上げられたのは、リマスタリングか何かで、新たにDVD化された関係ではないだろうか? 

作品の存在は知っていた。有名女優の紹介の本で、クラウディナ・カルディナーレの魅力を述べた文章の中で読んだ記憶がある。この話は、これがオリジナルなのだろうか?日本のコメディでも似たような騒動を描いたドラマを観たような気がする。決まって奥様役は美人女優で、お色気たっぷりのタレントが演じており、旦那さん役は風采の上がらない、小心者の人物として描かれていることが多い。型にはまった感じだが、この作品の旦那さん役は非常に味があった。役柄と風貌が合致しており、演技も派手過ぎず、上手かったと思う。あまりに派手なドタバタ劇をやると、ともすれば興ざめしてしまう。適度なドジぶりに止めることができるかどうかは大事だった。   

ヒロインのカルディナーレ嬢は、今日的にはグラマーすぎる体形のようだが、十分に魅力的な御婦人を演じていた。少し笑顔が多すぎる印象も受けたが、当時のイタリヤの女性としては普通だったのだろうか?または、そういうキャラクターを演じていただけかもしれない。共演者の会長夫人役も大変な美人で、こちらのほうが正統派の美女スターになれそうな感じがしたが、グレース・ケリーほどのスターにはなりきれなかったようだ。早死にしているらしいので、そのせいもあったかも。   

他に、主人公にからむ喜劇俳優の共演者がいたら、もっと話がおかしくなったかも知れないと思った。主人公の親友で、主人公に協力して派手な失敗を繰り返したり、ヒロインに頼まれて話をややこしくしたり、狂言回し的な役割を一人の人物がやれたら、話の混乱具合は増していただろう。この作品では会社の古参社員、門番、友人の議員や医者など、分散してしまった点で、盛り上がりを欠いてしまった印象を受けた。

今日的な意味合いは、あんまり感じられない。不倫に関するニュースは毎月派手に報道されているし、この作品の表現はかなり抑え気味で、直接的なものではないのでインパクトが足りない。ゲス不倫の報道の後では誰も興奮してくれないというものだろう。

 

 

 

 

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