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2018年1月 5日

天使のくれた時間(2000)

The_family_man

 

- Universal -

 

エリートビジネスマンの主人公は、優雅な独身生活を楽しんでいたが、イブの日に別れた恋人からの便りが届く。そんな彼に不思議な出来事が・・・・12月24日、衛星放送で鑑賞。クリスマス・イブだったからだろう。

 

主演はニコラス・ケイジ。ヒロインは懐かしいティア・レオーニ。ニコラス・ケイジの魅力は正直、まったく感じなかったのだが、彼は今日でも堅調に出演作が続いており、第一線のスターではなくても、しっかりした支持者がいる実力派俳優のようだ。劇場主の感覚では、こんな役はソフトな二枚目役者か、完全なコメディアンが望ましいと思う。ニコラス・ケイジは、そのどちらとも言えないのでは?

 

冒頭の空港での会話は、なんとなく違和感を感じた。ぎこちないというか、芝居がかった印象で言葉が古めかしい印象。もしかすると、原作の「素晴らしき哉、人生!」のセリフをそのまま使っていたのか?そんな気がした。それ以外のシーンは自然で、現代風の会話だったような気がするので、何かあっていたはず。

 

ドン・チードルが出演していた。恰好は違うが、彼が天使の役らしい。大事な役だった。白人よりも彼が演じたほうが効果的だった。チードルはアメリカの黒人の中でも色が濃いほうで、性格もきつそうな感じが漂う。我々の持つ天使のイメージとは正反対だから、そこが効果的。

 

監督のブレッド・ラトナーという人は、2017年に盛り上がったセクハラの騒動で告発された一人らしい。作品よりも、スキャンダルのほうで有名になったかもしれない。

 

この作品はリメイク~あるいは旧作を参考にして作られていると思う。したがって、旧作との違いが明確であるか、旧作と共通する部分が明らかで、比較したり思い出したりすることでの独特の満足感を狙えると思う。いっぽうで、旧作と似ていると観客には飽きられやすい傾向もあるはずだ。「新しいアイディアに乏しいなあ・・」と、思われたら作品の評価が下がってしまうだろう。上手くコピーして、急に全く違った思いがけない展開に向かうことができれば、非常に受けるのだが、どうだろうか?劇場主は「素晴らしき哉、人生!」のセリフは覚えていないので、よく分からなかった。

 

覚えているのは、天使役は白人の酔っぱらい風のさえない中年男で、二級天使という名称で呼ばれていたこと。川から自殺しようとして飛び込もうとすることなど。冴えない二級の天使という設定は今日でも使えそうな気がする。権利関係に問題が生じないなら、おそらくパロディ風に利用できたのではなかろうか?

 

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