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2017年12月19日

エクスポーズ 暗闇の迷宮(2016)

Daughter_of_god

Fortitude Int.etc - 

 

相棒を殺された刑事が捜査を進めるが、事件の捜査自体が打ち切りの方向に進む。残る重要参考人は、美しい婦人だったが、彼女は神の娘では?・・・という話。DVDで鑑賞。

 

この作品は、あまり人気がなかったようだ。公開されたという噂も聞かず、DVDの新作コーナーにあった時も気づかなかった。ちょうど衛星放送で久しぶりにマトリックスをやっていたのと、7日間レンタル可能な作品を探していてキアヌ・リーブスの顔が目に入ったので、半分は仕方なく借りた次第。

 

人気がないのもうなづけるような内容だった。謎を解いていく展開が遅すぎて、ミステリーを盛り上げるよりも、退屈させてしまうようなテンポになっていた。さらに、美人の奥さんと主人公がとうとう話すことさえもないので、対決、あるいは恋愛感情の発生など、せっかくの盛り上がり要素を破棄してしまったかのような流れになっている。これは企画の段階で失敗したと言えるのではないか?途中の段階で、ヒロイン達はなんらかの接触が必要だったと思う。

 

途中でギャング同士のやり取りがあって、そこは感性の鋭さを感じた。セリフの言い方や、役者たちの表情がかなりリアルに表現されていると感じた。ギャング役は、もしかすると他の作品のギャング役で有名な役者たちかも知れない。慣れた感じがした。ヤクザ映画を参考にしたかのような抗争劇、殺しのシーンもあって、犯罪映画としてはそこそこのレベルではなかったろうか?

 

心理劇か?あるいはSF?もしくは犯罪映画、サイコ映画?それらの要素を兼ねようという狙いのようなものは感じた。ちょっとした演出の妙によって、もっと上手く盛り上げることは可能だったような気もする。惜しい企画だったのかも。色気の面に関しては明らかに落第レベルだった。さすがのキアヌ・リーブスも、齢を重ねて少しくたびれた印象もある。キャラクターとして、もっと野心を持つ刑事が描かれていたら、話は面白くなっていたかも知れないが、今回の刑事役はかなりダメ人間だったので、観客の支持を得るのは難しかったかも知れない。

 

ヒロイン役は大変な美人で、ラテン系の女優アナ・デ・アルマス嬢だった。モデルのミランダ・カー嬢のように可愛らしい顔で、笑顔が魅力的。「ブレードランナー2049」に出演したらしいから、もう既に新たなスターになったのかもしれない。でも、今回のヒロインは影を持つ女の雰囲気が出たほうが良いので、笑顔が可愛いアナ嬢を選んだのは、本来ならあまり良いキャスティングではなかったのかもしれない。

 

 

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