映画評

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2017年11月 1日

ナイスガイズ(2016)

The_nice_guys

- Warner Bros. -

私立探偵と問題処理屋のコンビが、ある女性の探索を依頼されたことからはまる、巨悪との戦いをコメディ・タッチで描いた作品。DVDで鑑賞。

懐かしいタイプの作品で、劇場主は満足できた。劇場で鑑賞するとなると、ちょっと損した気分になったかも知れないが、おそらく若い人がデートで観る場合は、ちょうど良い程度に笑え、爆笑には至らない、充分には満足できないかも知れないが、我慢はできるからちょうど良いといった作品ではないだろうか?

「探偵はBARにいる」と似た作品だった。この種の作品のオリジナルは、おそらく古いコメディの何かにあると思う。おそらく映画誕生の前の舞台劇や小説だけの時代からあり、チャップリンの作品にも共通する部分を感じる。デコボココンビが、最初は殴り合いの関係から始まり、ともに危機に瀕し、やがては友情で結ばれ、敵を倒すというパターン。

探偵役は抜けていて、腕力に欠けるのがお約束。今作品ではライアン・ゴズリングがアル中のダメ男を演じていた。彼の娘がしっかり者で、協力して探偵業務をこなすところは面白かった。こんな娘役も、よく見るパターンではあった。

ライアン・ゴズリングがアル中役に合っていたかどうかは、少し疑問に感じた。日本の大泉洋は、表情や声が実におかしいが、ゴズリングは少なくとも話し方までおかしくはない。本職の喜劇役者が演じたほうが、きっと役柄の魅力を引き出せたのではないかと、劇場主は思った。

腕力担当はラッセル・クロウが演じていた。通常、この種のパターンでは、腕力担当者は極めてクールであることが望まれる。松田龍平は無表情で、考え方にクセがあることが、その行動からも直ぐ分かり、より個性的だったと思う。徹底が足りなかった。性格の設定の点で、「探偵は~」のほうに歩があったかも知れない。

結局、この作品は興業的には失敗だったらしい。個人的には残念に思う。ほんの少し、キャラクター設定などに工夫をこらせば、「探偵は~」に近いおかしさが出たと思う。アクションに関しても、もっと派手にやったほうが客受けが良かったと思う。ちょっとしたヒネリで充分だったはずだ。

 

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