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2017年11月 4日

幸せはパリで(1969)

The_april_fools

- towa.etc -

ジャック・レモン演じる主人公が、身分違いの夫人に惚れて、フランスに行こうとする騒動を描いた作品。DVDで鑑賞。 

なぜ棚に置かれているのか分からなかったが、この作品は2017年にDVD化されたらしいので、新規の作品扱いになったのだろう。

バート・バカラックが音楽を担当していたそうだ。歌詞が劇中の状況と合致するように、タイミング良く挿入されていた。でも、少し一貫性に欠けていたかも知れない。パーティーで微笑む女性が急に歌い出して主人公がマヌケになるシーンがあったが、あれは完全にミュージカル調だった。でも、その他はミュージカルタッチではない。一貫していなかった。

ジャック・レモンは非常におかしい。パーティーで完全に無視され続け、居場所がない様子が笑える。確かに奇抜なパーティーには慣れが必要だ。急に部長に昇進し、セレブ連中と接点がなかった人物は、なにかしら無理をするだろう。そこを強調した演技が素晴らしかった。

彼の友人役は、少しオーバー過ぎた印象も受ける。酔っ払いを演じる場合は、無理してちゃんと行動しようとする様子を演じるほうが良い。まともに歩こうとして何かに激突する、物を落し、隠そうとするなど、だらしないほうが良い。白目をむくような顔は、度を超していて作品の質を落としたと思う。

この当時のカトリーヌ・ドヌーヴは非常に美しい。本来なら二枚目俳優と共演するために存在しそうな個性だろうが、そんな女優が喜劇俳優と共演するところが、笑いにつながるのだろう。「お熱いのがお好き」「メリーに首ったけ」なども、ヒロインが不釣り合いな美人だから笑えた。

この作品では、不倫問題が軽く扱われていた。昨今の日本では、政治家やタレントらが騒がれているが、この作品では実に肯定的に描かれていて、時代のせいかお国柄のためか、違いに驚く。週刊誌の暴露ぶりが酷く、いかにも下品であるように描いているせいだろうか?

ドヌーヴなみの美女の場合は、不倫問題が吹っ飛ぶくらい、ぜひともチャンスを逃すなというのが一般的な評価なのかも知れない。すると、民進党の議員は、そこまで魅力がなかったという評価か?否定はできない・・・と言ったら怒られる。一般人の評価レビューを採点できたら面白いかもしれない。

A「この不倫議員はレビュー1点!」 B「馬鹿野郎!1点もやるな!」など、サイトは荒れるだろうが・・・

あるいは、ジャック・レモンのような気の毒な男性なら、不倫も離婚も仕方ないという評価なのだろうか?つまり、ゲス不倫のボーカリストは、気の毒に思えないということか?確かに、彼は呑気そうな顔をしていて気の毒には思えなかった。人に同情を買うような演出が、彼らには足りていなかったのかも知れない。

 

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