映画評

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2017年10月 5日

インターンシップ(2013)

The_internship

- 20C.Fox -

ヴィンス・ヴォーン氏の原案によるらしきコメディ。 共演はオーウェン・ウィルソン。DVDで鑑賞。

真面目な内容の、大人しいコメディだった。懐かしいハリウッド製の喜劇映画の伝統に則り、シチュエーション、職場が今風なだけで、つまらないと言えばそうだが、安心して観れるとも思えた。おそらく家族で鑑賞しても、ほとんど問題にならないだろう。

テーマは非常に健全だった。健全すぎたと思う。主人公の二人がちゃんとしたセールスマンだったという点が、そんな流れになったのだろうが、もう少しヒネたあくどい職業の二人であったほうが、話は面白くなったと思う。どうしてそうしなかったのか?グーグルか、あるいは出資者の意向だろうか?

グーグルにとっては、自社が舞台になったコメディは、良い宣伝になる。この作品には出資するだけの価値があったと思う。ただし、企画が面白くないとわざわざ資金を投入する意義は低くなるから、実際にどうしたのかは分からない。

ヴィンス・ヴォーンは、過去にいろんな映画で見ているはずだが、あまり印象に残っていなかった。悪役のような顔をしているし、主役を演じるには少々魅力に欠けるように思える。おそらく企画、脚本だけに留めて、この役はベン・スティラーあたりに譲ったほうが、絶対にヒットしたろう。

オーウェン・ウィルソンのほうは、役柄と個性が合っていたように思う。でも、過去の出演作と比べて、今回が特に魅力的に感じたかと言えば、そうでもない。そつなく演じていたに過ぎないと思う。もう少しドジで、酷い目に遭遇したほうがおかしくなれたろう。

敵役はいやらしい個性ではあったが、わざとらしかった。普通はもっと陰険で、表立って敵対したりせず、裏から足を引っ張ろうとしたり、それとなくバカにしたり、上流ぶった慇懃無礼な態度をとるものだ。口調があからさま過ぎて、不自然だった。彼の魅力が大事だったと思う。悪さが不足していた。

劇場主がこの作品に興味を持ったのは、自分の今後について考えることがあったからだ。そろそろ人生の終わりのほうについても考えないといけない年齢になってきた。幸い職にあぶれることのないまま終わりそうだが、資金的な余力がないので、老後は非常に心配だ。でも、まだ良いほうだろう。

30代ならともかく、40~50代で転職するのは勇気が要る。給料も下がることが多い。よほど恵まれた職場以外は、年金がなかなか降りないのだから、この作品のように面接を受け、試験採用される側の立場に立つこともあるだろう。採用されなかったら・・・考えただけでも怖ろしい。そんなことが気になって、鑑賞した。勇気づけられそうな内容だった。

 

 

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