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2017年9月17日

タッカーとデイル 史上最高にツイてないヤツら(2010)

Tucker_and_dale_vs_evil

- Magnet,Earth Star,etc -

中年2人組の男と大学生グループが、キャンプ場でふとしたことから残虐な殺し合いをする話。ブラック・ジョークに満ちたホラー・コメディ。DVDで鑑賞。

作品の存在は知っていた。でも、今日まで観ていなかった。非常に有名な作品とは言えないかも知れない。おそらく日本の劇場ではあまり公開されていないはずだ。R指定もついている。主人公らが切断された足を持って立ちすくむ姿は、趣味の良いものではない。家族でいっしょに鑑賞するタイプの映画ではない。

それでも、非常に面白かった。ギャグ満載の作品にすぎないと思っていたが、話のつじつまが合うように、ちゃんと計算して作られていたようだ。監督、脚本のイーライ・クレイグ氏は、サリー・フィールドの息子さんらしい。小さい頃から映画作りに興味を持っていたのだろう。

タッカーを演じていたアラン・テュディックは見たことのある顔。もう一人は記憶にない顔。でも、二人とも役柄に完全にマッチし、いかにも勘違いされそうな雰囲気がした。

勘違いは、思い込みから発生していたようだ。二人組の妖しげな目つきの男は、娘を襲おうとしているのではないか?それとも男女に関係なく、人を殺すことしか考えていない異常者ではないか?疑いを持たないと危ないので、実社会ではそんな用心も必要だろう。それが結果的に殺し合いを生むこともあるかも知れない。

(北朝鮮をめぐって)

北朝鮮の核ミサイルをめぐる緊張が高まっている。マスコミの報道通りだと、言葉の応酬が尋常でないほど激しいらしい。本当にあんな内容なのだろうか?勘違いも影響していないだろうか?翻訳の際に、意図が介入して過剰な表現に変わっていないのか?互いの言い回しは、本当は意外に紳士的で穏やかなものかも知れない。

北朝鮮は核武装を拡充するに違いない。そうしないと、米国によって政府を転覆される可能性が高い。実際、米国は政権転覆計画を練っているはずだ。核武装していれば、簡単に政府転覆の陰謀は進められない。北朝鮮政権の方針は、彼らとしては間違っていないと思う。自国の政権を、米国によって操作されるのは本来おかしな話だ。米国の長年の姿勢が、北側の過敏な態度を生んでいると言える。

米国は豊かで強い国だが、政策が常に正しかったかどうか分からない。もしかすると太平洋戦争も間違いだったかも知れない。日本と協力して、ソ連と対抗する方針のほうが無駄は少なかったろう。日本に中国を監視させたほうが、今日の状況を考えれば都合は良かったろう。長期的な方針は、もしかすると常に間違っていたのかも知れない。

今後、どのように両国の関係が進むのかは、かなり不安定で予測不能。評論家達の意見は、あまり当てにならないと思う。偶然の事件やちょっとした勘違いによって、殺し合いが発生しかねない。クーデターが起こったら、実態はどうあれ米軍の仕業と言われるだろう。一気にヒートアップするかも知れない。

ロシアや中国は、米国に協力するはずがない。北朝鮮は、彼らが米国と交渉する材料になる。便利な手先として使えるから、緊張が続いてくれることを願っているかも知れない。そもそもミサイル技術は、ロシアの企業を介して伝えられ、ロシア政府が関与していたのかも知れないと思う。証拠は出てこないだろうが、そう考えると自然だからだ。

米側が起こすクーデターは、非常に危険な、綱渡りのような作戦になるだろう。内戦が発生したら、暴発も覚悟する必要がある。したがって現政権の転覆を米側は計画しないと約束することは、双方の利益になるかも知れない。北朝鮮は、そう考えているはずだ。だから裏取り引きが進みつつあるかも知れない。

北のICBMが揃ったら、米側は表立って北朝鮮を非難しないほうが良いと思う。かってソ連が多数のミサイルを保有していた状況と、基本的にはあまり変わらないわけだから、勝手にさせたほうが利口だろう。北が長期的に経済を維持し、政権が安泰なまま続くのは簡単なことじゃない。にらみあっても交流し、手を出さずに自然崩壊を待つのが原則。

北朝鮮としては、ロシアの手先になって国土を戦場にしないこと、政権が安定したまま経済発展することが望ましい。でも発展は諸刃の剣でもある。豊かになった後の不景気は、余計に怒りを生む。発展し続ける国などありえないから、長期的には崩壊も確実と言える。それくらいなら、経済発展せず、貧国のままのほうが良い場合もある。問題は、自然に民政に移行できるかどうかだが、予想できない。中国に政変が起こったら、おそらく波及するだろう。

経済制裁についても、やるべきかどうか分からない。北朝鮮はいろんな国と貿易しているから、完全なシャットアウトは無理だろう。仮に北側が経済発展したとして、米側に大きな不利益があるだろうか?北の軍備の拡充は進むだろうが、かの国はどうせ拡充する方針である。経済発展しても、それで政権が永遠に続くはずはない。国民が何かの理由で怒り出せば崩壊する。貧しくても豊かでも、不満は起こるものだ。対外交流で外国を知った国民は我慢できないから、むしろ積極的に交流したほうが良いのかも知れない。

軍隊を派遣したら、米側の被害も凄いだろうし、中東諸国の例を見ても想像できるが、戦後の管理は確実に難しいものになる。悲惨な道が待つだけだろう。日本にもミサイルは飛んでくるかも知れない。ミサイルで脅迫して何か要求される事態も考えられる。互いに軍事予算を増やさないほうが良いが、そんな意見を聞いてくれそうにない。

予測が難しい状況が続く、それが予測になる。

 

 

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