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2017年9月11日

ソルジャー(1998)

Soldier

- Warner Bros -

8月6日、衛星放送で鑑賞。監督はポール・アンダーソン氏で、氏は後にバオオハザードシリーズを監督しているから、SF映画の専門家のようだ。昔の大監督のように、様々な分野を扱うより、専門分野を持ったほうが良いのかも知れない。

98年頃、この作品の宣伝を見聞きした記憶がない。つまり評判にはならなかったのだろうか?鑑賞した後、この作品を家族に勧めたいという気は起こらなかったから、そんな作品なんだろう。

主人公の敵となる優れた兵士がいた。ターザン役を演じていた俳優だ。体力は確かにありそうだった。でも、この作品の性格を考えると、もっと大柄で悪そうな顔をしているか、または細身で鋭そうな俳優のほうが良かったかも知れない。敵はずるく、強力なほうがよいはずだ。

そして本当の敵である新ソルジャー部隊の隊長には、もっと毒々しい、性格異常を疑うような個性が欲しかった。主人公らを執拗に排斥し、何度も酷い目に遭わせるような異常者のほうが、最終的に勝利できたときの喜びが深まるはずだ。

主人公は特殊な教育を受けた兵士という設定だった。そのため表情に乏しく、好き嫌い、辛い悲しいといった感情を持たないということになる。そこで主役のカート・ラッセルは無表情を貫いていた。

でも物語の人物としては途中で表情豊かになるか、人間的に成長しないと魅力に欠けるだろう。カート・ラッセルは最後まで表情の変化に乏しかったので、魅力を得ることに失敗していたように思う。

ヒロインはSF映画で何度か観た記憶のある女優さんだったが、こちらは知的な表情のあるモデル体型の女性で、存在感は充分だった。でも、ラブシーンらしきものは結局なかったので、せっかくの魅力が色気につながっておらず、無駄に終わってしまったように思えた。清く美しい映画を狙ってどうするのか疑問。

この作品は興業的にオオコケだったらしい。なんとなく当然のような気がする。大がかりなセットを組んでいたようだから、もっと設定を入念に検討し、客受けするように作るべきだった。

 

 

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