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2017年8月 3日

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊(2017)

Disney

- Disney -

ジャック船長の仲間だったターナーの子供が、ポセイドンの槍を使って父の呪いを解こうとする。そこに幽霊船が絡んで、ジャック達が苦闘する物語。劇場で鑑賞。このシリーズなら面白さは期待できると判断し、ビデオ化されるのを待つことはないと考えた、期待通りだった。

シリーズも長期化してきて、かってのような新鮮さは感じられなくなっている。登場人物達も、それぞれに年齢が上がり、かっては娘だったキーラ・ナイトレイも、もはやオバサンになっている。ヒロインは無理。

そこで今回は新たなヒロイン、スコデラリオ嬢が登場していた。かなり野性的で勇敢そうな風貌の女優で、この話にはうってつけだった。ヒーロー役には、エジプトの話でも主人公を演じていた若い役者のブレントン・スウェイツ君が選ばれ、こちらも適度に勇敢で適度に笑える。世代交代に向けた計画が進んでいるのかも知れない。

主人公のジャック船長は、もともとメーキャップが濃かったので、ジョニー・デップの年齢が上がっても問題ないようだ。彼は得をしている。次回作もすでに進行中らしいが、問題なく演じることができるだろう。

今作も実によくできていた。幽霊船の怖さの表現、亡霊達の姿を表現したCGも実に素晴らしく、立体感が上手く表現されていて感心した。また、ジャックが絞首刑になりそうでならない微妙な逃れ方、船の間を飛び移りながら敵から逃れる戦いぶりも、いつもながら退屈させないよう工夫されている。

プロットも実によく考えられていると、いまさらながら感心する。親子の物語、敵の恨み、冒険に向かわざるを得ない流れなど、観客が納得しやすいように設定されている。

今回気になったのは、魔法使い役としてスキンヘッドの囚人が急に登場したり、かってのように一貫して敵として存在する提督のような存在がいなかったこと。また、前作でペネロペ・クルス嬢が一回だけ共演したが、彼女のようなスターが使い捨てになるのはどうか?といった点。

また、魔法の元になる槍がなくなったら、今後は幽霊船などが登場できないのではないか?そうなるとシリーズが成立しないのでは?といった点。まあ、気にする必要もないだろうけど。きっと観客が納得できる新たな設定がなされるだろう。

 

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