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2017年8月 9日

インディペンデンス・デイ:リサージェンス(2016)

Independencedayresurgence

- 20C.Fox -

先日、前作(1996版)がテレビ放映されていた。まだ見たことがなかった末っ子は熱心に鑑賞していたが、改めて感じたのが、とても盛り上がる作品だったこと。テレビ放映も毎年やっている気がする。魅力があったからだろう。

それで気になりだして、無視していた本作を鑑賞する気になった次第である。DVDで鑑賞。劇場公開していたのかどうか、記憶にない。

前作ではウィル・スミスが最も格好良かった。若々しくて運動神経が良さそうで、冒険精神や批判精神を感じさせて、その後のスター街道につながったと思う。今回はギャラが折り合わなかったのか、彼は死んだことになっていたという驚くべき設定で、あっさり排除は済まされていた。英雄は、ギャラが安くないといけないのか?

そうなると、主役のリアム・ヘムズワースのギャラはまだまだ低いということになる。彼はウィル・スミスよりずっと良い男だと思えるが、まだまだネームバリューでは負けているし、キャラクター的にもふてぶてしさ、ユーモアが足りていない。この作品でも非常に魅力的なヒーローに成りきれていなかったように思った。

resurgenceという単語は知らなかった。口語として普通に使われる言葉だろうか?再上昇、復興といった意味らしいが、戦いが再び巻き起こるという意味では、少し言葉の感覚が合わない。お祭りを復活させ再開するのとは意味合いが違うはずで、ニュアンスがよく分からない。

このシリーズの良い点のひとつは、活躍するヒーロー達が、ずるかったり、だらしなかったり、様々な欠点を持っていることだろう。圧倒的なエリートではなく、個性的すぎるはみ出し者が実力を発揮するから、観客が共感しやすいようだ。自分達も何か活躍できるのでは?そんな気分にさせてくれる。特に第一作では、それが顕著だった。

CG技術は、1996年版よりまたさらに進んだように感じた。宇宙船の大きさは、前作でも充分すぎるくらいの規模だったが、今回はまさに地球規模の大きさで、あれでは宇宙船の艦内を移動するのに新幹線が必要になり、非合理的だ。大きさにはこだわらず、形や機能面で斬新さを出すべきではなかったか?

アリや蜂のように女王が存在し、兵隊は全てその意志に従っているというのも良いアイディアだった。また、敵の攻撃方法なども、無理がないように設定を引き継ぎ、もしかすると次回作につなげようというほどの一貫性を感じた。大ヒットした前作から、本作を作らないのは確かにもったいない話だ。次ができるかどうかは分からないが、新しい味方と共闘する派手な作品ができるかも知れない。

でも、その場合は荒唐無稽さもアップするだろう。今の時点で、あまり観たいとは思わない。でも、エメリッヒ監督は不思議な能力を持っているから、凡作のはずの企画を傑作に変えるかも知れない。

 

 

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