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2017年7月28日

ペット(2016)

Universal

- The Secret Life of pets -

ニューヨークでペットとして飼われていた犬のマックスは、飼い主が新たに飼い出した犬デュークによって町に放り出されてしまう・・・・

・・・DVDで鑑賞。この作品はピクサー映画ではなく、イルミネーション・エンターテインメントというアニメ制作会社が作っている。両社の技術的な優劣は分からないが、ピクサー作品ほど金をかけていないような印象。画像は美しいのだが、ファンタジーチックで漫画の延長のようだった。

この作品は完全に子供向けと思われる。ギャグは古いし、映像の質から考えても、大人を感動させることは目標としておらず、せいぜい子供を連れた家族が退屈しないかな?程度の軽い笑いを狙った印象。恋人といっしょに観ても仕方ないような作品。

画質で勝負するためには、おそらく人員を多数そろえて、高額の予算をかける必要がある。もしかすると、画像処理方法についても様々な特許があって、高度な画像を作るには、料金を多量に払う必要があるのかも知れない。しかし逆に低予算で子供限定の作品を狙えば、収益率は上がるだろう。そこを考えた企画なのかも知れない。個性やストーリーで勝負といった狙いか?

仲間と共に戦う話で後味が良い。虐待されたペット達が登場するのだが、皆たいていは表情が明るくて、暗い鬱屈した恨み辛みといった要素がほとんどない。ディズニータッチの作品。ユニバーサル映画が子供映画の市場を確保するために、子会社を使って企画しているのだろう。子供には向くと思う。

でも、キャラクタ-が非常に際立ち、強く印象に残る個性的な動物があったかと考えても、あんまり印象の強い動物はいなかった。主人公と、活躍する小型犬、敵側の残忍なウサギくらいか?彼らにしても、過去の作品で観たことがありそうな感じがする個性だった。

個性をどのように際立たせるか、その点に関しては改善の余地があったと思う。子供映画であったも、真に優れた企画は、何かを感じ取れる子は必ずいる。幼稚園でも人間関係があり、そこで経験したことがあるような事例が作品で出ていれば、「ああ、こんなヤツいるよねえ。」と、追体験できる。そんな事例を集めるだけでも面白くなると思う。

 

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