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2017年6月22日

ローグ・ワン / スター・ウォーズ・ストーリー(2016)

Rogue_one

- Disney -

スターウォーズの最新版。といっても、この作品はジョージ・ルーカスが考えた話ではなく、スピンオフ作品で、上手く本流の話につなげてはあったものの、別人が考えた後付けのエピソードらしい。でも、オリジナルの流れとのつなげ方が実に上手かった。

劇場には行けなかったので、DVDで鑑賞。第一作で「非常に苦労して犠牲をはらって入手した・・・」と言っていたデス・スターの設計図を、どうやって盗み出したのかという話。この点に着目したアイディアが素晴らしい。

今作の中心人物たちは、ほとんどが死んでしまう話となる。話の流れからしてそのはずだ。よって本作はギャグ満載の楽しい作品ではない。笑えるシーンは少なく、笑いの担当はロボットの助手君が占めていた。

深遠な何かを持つ僧侶も登場していた。動きが美しく、カンフーアクション俳優と分かる。彼は皮肉めいたセリフも担当していて、ひねりの効いた笑いを生んでいた。フォースに通じる精神的な面は、彼が担当していたようだ。

今作はディズニーが制作の中心になっているという。したがって今後、シリーズとして話を作る場合は、デイジー・リドリー嬢が出演する本流のシリーズと、今作のようなスピンオフエピソードのシリーズが平行する形で作られることになるはず。いくつ作られるのか、死ぬまでに全て観られるのか、分からなくなってきた。

よほどな傑作ができない限り、かってほど興奮して新作を観ることはないだろう。だから全部観れなくても、今のところ劇場主は構わないと思っている。今は他にも凄いSF映画は多いし、高齢者がSFばかり観るのもバカにされそうで気が引ける。

本作のヒロイン、フェリシティ・ジョーンズ嬢は美しいが、野性的な表情をしている。口の近くはジェーン・フォンダのように出っ張っていて、意志が強い女性のイメージが漂う。今作のヒロインのキャラクターには合致していたと思う。もっとワルの雰囲気がする女優さんでも面白かったかも知れない。

悪役に、今ひとつ迫力が足りなかったと思う。デス・スター製作の責任者を、普通の人間がやる必要はない。その点は何を考えてああしたのか疑問に思った。ダース・ベイダーの弟子のような存在を考え、強さと狡さ、したたかさを持つキャラクターにしたほうが絶対に話を面白くしたと思う。強力な敵が最後に立ちはだかって、主人公らが絶望的な表情を浮かべることが、盛り上がりのためには望ましいはずだ。

 

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