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2017年5月 2日

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016)

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- Summit KADOKAWA etc -

地下に潜伏中のマジシャン集団が、陰謀を阻止するために巨大企業に挑戦する。作戦は成功したかに見えたが、逆にトリックをかけられていた・・・・

・・・・前作「グランド・イリュージョン」は、スピーディーな展開と美しい舞台の映像が魅力だった。この作品も予告編で同様な期待が持たれたのでDVDで鑑賞。DVDで充分と考えていた。それに、たぶん熊本の劇場では公開されていなかったのでは?

今作も、マジシャン仲間が華麗なトリックを披露し、その映像表現が素晴らしかった。カメラワークが実に躍動的で、迫力満点。音と光の演出も素晴らしい。それだけを観る目的で、この作品を観たって良いかも知れない。家族や恋人と鑑賞しても、たぶん悪い作品ではない。万人向けと言えるかも。

メンバーの女性が急に交代していた。ギャラが折り合わなかったのか?理由は分からない。

ダニエル・ラドクリフ君が出演していた。彼がキャスティングされる意義があったかどうかも分からない。ヒーローとしてスターになった青年が、やられていく役にならざるを得ないと、どこかしら切ない感情が生まれる。個人的には、もっと見るからに悪人づらの表情の役者のほうが役に向いていたと思う。今後の彼のキャリアが気になる。

とにかく、後は筋書きである。今回は、前作でやっつけたはずの人物から逆に攻撃されてしまうという常套のストーリーだったが、上手く設定されていて、納得はできた。一部、少し理解に苦しむ部分もあったが、最終的には許される範囲に留まっていた。

理解できなかったのは、潜伏していた彼らに指示を出す謎の組織が、なぜ急に指示を出せたのかという点。前回までの流れなら、FBIのローズ捜査官の指示がない限り、彼らは何も行動しないはずと思う。ローズ氏が納得しない行動から物語が始まった点は、解せなかった。

資金調達や集客、集金はどうやったのか?その他にも、細かい点でこじつけたような印象を受けた。タネを明かした後、観客が喝采を送り続けられるように設定しないと、この種の話は盛り下がる運命にある。軽い納得ではダメで、凄い!と、うならせないといけない。それがマジックの宿命であり、この作品でもそうだったと思う。

でも、もしかしてDVD化する際に、何か編集で削られて劇場主が設定を理解できなくなっただけかもしれない。

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