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2017年2月16日

エージェント・ウルトラ(2015)

Americanultra


- 聞き飽きていたが -

さえない主人公は、町から外に出ようとするだけでパニック発作を起こす始末。そんな彼に、謎の女性が呪文のような言葉を発すると・・・

・・・DVDで鑑賞。1週間借りられるような、つまりは人気のない映画を探していて見つけた。ところが観てみたら意外に面白くて、驚いてしまった。あまりヒットしたような報道は聞かなかったが、そもそも熊本市では上映されていなかったのではなかろうか?マイナーな企画だったのだろう。

意外なほど面白かった。痛快アクション映画とは言えない程度のアクションだったのだが、登場人物のキャラクター設定が非常に優れていたので、ドラマとしてまとまっていたように思う。基本的な設定の巧さ、カメラワーク、コマワリというかスピード感の出し方などの技術がしっかりしていたと感じた。

この作品は子供でも鑑賞可能かも知れないが、一部には残虐な殺人シーンもあるので、問題がないわけではないだろう。恋人と観る場合は、きっとウケが良いはず。期待感を持たずに観た場合が、特にそうだろう。

普通なら、殺人の仕方をもっと残虐にするといった方法で、客受けを狙いそうなものだ。安易な方法だが、この作品でもより残虐にすれば、より評判にはなったと思う。主人公も結構激しいことをやってはいたが、ユーモアを優先した方法だった。どうするのが最も受けたのかは分からないが、もう少し超能力めいた画期的な技術を見せてもよくなかったろうか?それが、この作品の設定には合致していると思う。

似たような話は時々観る気がする。呪文を唱えたら、急に過去の特殊な訓練を思い出し、殺人者になる・・・・その手の話は聞き飽きたくらいの感覚があるほど。この作品では、呪文を唱えられても何も変化がない点は、そのマンネリ感を避けるための設定だったのだろう。あれが成功していた。

主人公のジェシー・アイゼンバーグは、冴えない風貌と鋭い能力を併せ持つ役柄の場合は、必ずのように呼ばれる俳優のようだ。ヒロインの女優さんはトワイライト・シリーズのヒロインの方だったが、魅力はよく分からない。

殺人者の中で狂ったような笑い方をするウォルトン・ゴギンスは、この作品では最も魅力的なキャラクターだった。表情が素晴らしい。

 

 

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