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2017年2月28日

パーフェクト・ルーム(2014)

The_loft


- エロティック・サスペンス -

友人達が共同で購入した秘密の部屋。そこは愛人との密会に使われる・・・・が、ある日、部屋で女性の死体が発見された・・・

・・・リメイク作品だそうだ。DVDで鑑賞。

謎解きの要素が大きいエロティック・サスペンス路線と言える作品。まず冒頭に死体が出てきて、誰が殺したのか?という不可解な謎解きが始まる。密室に近い部屋だから、仲間以外に犯人は考えにくいが、実は侵入は可能だったのか?・・・といった流れ。

よく考えられたストーリーだった。色っぽい女優達が出演し、セクシーなドレス姿やプールで泳ぐシーンが見せ場になっている。タヌキ顔の女優さんは大変にスタイルの良い方だったが、イザベル・ルーカスというオーストラリアのモデルらしい。

彼女のキャラクターがよく分からなかった。肉食系で、多くの男に色気を振りまく恋多き女なのか、一途な愛を求めている女なのか、演出としては何か考えてあったのだろうか?ただスタイルが良いだけでは、印象が薄くなってしまう。

もうひとり、謎の美女も登場していて、こちらはレイチェル・テイラーという、やはりオーストラリア出身者だそうだが、彼女のほうは役柄と演技が合致し、個性が一貫していたと思う。だが、深く共感することは難しいかも知れない。彼女はあくまで脇役だった。

仮に悪女として演じていても、同情し、共感できる個性でないと、せっかくの美貌も意味が薄れる。やむをえず何かに荷担したのだと、最後に明かされるべきだし、ただの金銭的な仕事だったりはしないほうが良いだろう。

結局、この作品は家族で楽しめる可能性はまずない話になっていた。さすがに子供に、こんな映画は見せたくない。恋人と鑑賞するのも、ちょっと考え物だと思う。話題にすると、喧嘩の材料になりそうな気がする。

疑問が浮かんだ。人の手を切る場合、自殺目的ならば静脈が切れる程度の浅い傷になり、血が噴き出すことは考えにくい。でも、死んだ人の手を切る場合は、加減はしないのではないか?そうなると血が噴き出すから、動脈が切れたと気づくのではないか?

監視するためにパソコンを持ち込んでいたが、通常あのようなビルの場合、空調や配管の管理のために、あの場所に管理人が頻繁に訪れるはず。そうでないと、水漏れなどを管理できない。

そして、部屋はどうやって掃除していたのか?自分で掃除するには、部屋が広するように思えた。掃除人を雇ったら、直ぐに足がつくというものだ。逢い引きより掃除に時間を要していたのかも知れない。

そう考えると、パーフェクトルームの維持は大変だ。もっと狭い部屋のほうが楽になる。眺めの良いことは望ましいが、ベッドと冷蔵庫、シャワールームのある1DK~2DKくらいが現実的だったかも知れない。ただし、狭い部屋だとロマンティックな感じは薄れ、単に性行為に専念する場所になりはてるだろう。安いラブホテルのような感じだろうか?

まあ、逢い引き部屋など持ったこともないし、持つだけの甲斐性もない劇場主が心配しても仕方ない。文句があれば、広い部屋を買ってみろと言われそうだ。正直、若い頃は愛人が持てるくらいの大人物を目指していたのだが、どうやら甲斐性のない小市民で終わりそうだから、この作品のような話は夢のまた夢であろう。でも30代頃に、リーズナブル価格で良い物件があったら、どう行動したろうか?理性的に行動できたか?そこはミステリー映画なみの謎なのだ。

 

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