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2017年1月12日

「アベノミクス」私は考え直した(文藝春秋2017新年特別号)

- 浜田宏一氏著 -

文藝春秋の29年新年号に掲載されていた文章。熊日新聞で紹介されて表題を知り、まさかそんな内容を書くはずがないと驚いて購読。

アベノミクスがどのような結果になるのかは、まだ分からない。今までは、劇場主の予想通り。アメリカの景気が良かったのと、タイミング良く円安を宣伝できた関係で、株価や大企業の利益の面では非常に効果があったと思う。

第三の矢は、もともとから速効性を期待できない。だから成果が目立っていない点は、仕方ない。今後もしかして効果は足踏みし、借金が大きくなり、アメリカ次第では大きな景気後退がやってきて、非難がゴウゴウと起こる危険性もある。でも、そうであっても予想通りではないか?何を考えなおす必要が?

幸いにして、アメリカの景気はどんどん良くなっている。株主心理は理解は出来ないが、トランプ氏への期待が理由らしい。したがって、当面は何もしなくても日本の状況は改善する。トランプ氏によって、輸出産業の中には右往左往する会社も出てくるだろうが、全体としての景気さえ良ければ、最悪ではない。

それにしても、経済ブレーンが「考え直した」と放言をするのは、さすがに酷いのではないか?無責任すぎる。放言は、トランプやデュテルテ大統領だけに許されるもの・・・・いいや、誰にも許されるはずはない。特にブレーンがやってはならない。

文章の概要は、他の学者の指摘によって、自分達の過去の意見と現実との整合性が取れたといった流れ。金融緩和だけじゃダメなど、常識的な内容。じゃあ、そんなことも理解しないでブレーンをやっていたの・・・と、背筋が寒くなる低レベルな内容でもある。

企業が内部留保をため込んで、投資や給与に反映してくれない点は氏には誤算だったようだ。でも、バブル以降は、もともとそうだったはずだ。経営者達にとれば、中国の先行きに不安があり、確実で有望な投資先が限られ、金づかいに二の足を踏むほうが当然。政策でどうなるものでもないのでは?

ソフトバンクのように大胆な投資ができる企業は少ない。あの会社は鋭いセンスでやっていると思うが、やはり無茶だと思う。ほとんどの会社は忍耐、チャンスを待つ、安定優先といった判断が主流なのでは?

国がやるべき政策で有望なのは、第一に人口を増やすことを目標としたものであるべきだ。これは市場の維持、生産力維持のためだけじゃなく、国の維持に関わる投資であり、無駄に思えるほど資金を投入しても、やがては返ってくるものと思う。第三の矢は、本当は重点をそこに置くべきだったと思う。

そして、金を貯め込んで動かさないことは不利になると明示して欲しい。内部留保に税金がかかるなら、企業も必ず考え直す。一般家庭でもそうで、資産が大きい家庭には、金を動かす必要性を認識させないといけない。資産に対しては、課税を強化するしかない。外国に資産を移されないように、かなり難しい対策は必要だろうけど・・・

資産税は、少子化対策の目的税にするというのも、どうだろうかと思う。あるいは、寄付扱いにしても良いのでは?理解は得やすくなると思う。納得できる政策を採るなら、希望を生む効果が期待できる。安倍政権の政策は、他の選択肢が乏しくて仕方なく廃案にできないものだらけで、納得は見込めていない。だから希望が持てない。そこに最大の欠陥があるように思う。

 

 

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