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2017年1月 3日

ドクター・ドリトル2(2001)

20cfox


- トラブル対処物語 -

動物と会話できるドクター・ドリトルに、森林伐採を中止させる運動の依頼が来る。森を救うために、ドクターは熊を野生化させる特訓を開始した・・・

・・・・12月27日、衛星放送で鑑賞。第一作は、ドリトルが動物と話す能力に目覚めて、様々な困難が発生する点が笑いの中心であった。主人公が困れば困るほど客は笑える仕組み。今回も同様の路線だった。

この当時のエディ・マーフィーは、まだ大スターだった。しかし、80年代の彼の芸風はチンピラのような人物で、大げさな身振り手振りでギャグを飛ばす点、物まねを交えてのトークに特徴があった。路線が違っている。そこらが、彼のその後のキャリアに帰結してしまったのかも知れない。

この作品では、まだ彼は充分に輝いていると思う。熊とトイレに入るシーンなどが最大の見せ場。突き飛ばされて泥にはまる、小動物にタメ口をきかれるなど、一種の悲劇的な状況に陥るから笑える。しかし、もっと酷い目に遭わせないと、観客の大爆笑は得られないと感じた。もっと泥まみれにならないといけない。

トラブルへの対処は映画の場合、観客の共感を得るための大事な場面である。工夫し、努力し、酷い目に遭い笑われて、それで少しばかり同情してもらえたら、作品は盛り上がるというもの。我が家もそうかも知れない。

我が家では昨年も随分と、心身共にいろいろ鍛えていただいた。昨年は地震があったから、余計にやることが増えた。水を確保するために、汲みに行ってはトイレのタンクに入れる作業を繰り返し、腰を傷めてしまった。そのうえ3日間ほど、ほとんど寝れなかった。

診療所の仕事も、掃除や片付けが簡単にできないから普段より増える。薬の確保、ワクチンの処分、地震がらみの事務手続きの変更を確認するなど、いろいろな作業と平行しつつ、通常の診療はやらないといけない。

しかも経営的な不安が発生した。患者数は4~6月は非常に減った。検査を制限し、患者さんも避難して来院ができなかったり、地震で精神的に参って来なくなった方が多かったようだ。患者数の回復は9月以降になって、ようやく感じることができた。本当に被災した事業所よりはマシだったろうが、影響はあった。体調と疲労と睡眠不足に加え、金の算段も。

でも、家族は特に手伝ってはくれない。そんな印象を受けた。食材がないなどと、不機嫌に叫んだりするばかり。水汲みは基本的に私だけ。家族だって買い物は可能だったはずだが、そんな気になれなかったのだろうか?寝たり、スマホで情報を読んだり、家の中の片付けなどに専念する時間が長かったようだ。

考え方は色々ある。情報を集め、安否を連絡することは大事である。仕事をこなすことも大事。水や食料の確保から始まる様々な作業を、どう順番をつけて処理するか、あるいは誰かに頼むか、考え方によって方法は様々だ。劇場主と対処法が違っても、いちいち文句を言うまい、そう思って苦情は差し控えた。

文句を言い合う場面ではなく、無事を祝い喜び合う場面である。そこを基本姿勢とすべきだ。それを優先して、細かい苦情はこらえた。が・・・・、目の前の水を無駄に流すなよと、ついつい怒りの視線を向けてしまうことはある。その視線を傍から見れば、きっと笑えたろう。

 

 

 

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