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2016年12月28日

アーロと少年(2015)

Dizney


- 涙が足りない -

文明を持つ恐竜と野生児の人間との旅物語。家族から離れてしまった恐竜アーロは、野生の能力を持つ人間の少年と旅をする・・・

・・・立場が逆になった設定がおかしい作品。主人公の恐竜アーロの成長物語であり、健全な精神に基づき、ギャグ調を中心とした伝統的な作風。

その作風ゆえ、この作品は家族で安心して観ていられる映画と感じる。ディズニー・ピクサーの伝統に則っている。革新的な点は少ない作品かも知れないが、この種の話には根強い需要があるはずだから、おそらく興業的には安定的な小ヒットだったのではないだろうか?

映像も美しかった。明らかに美しい映像によって観客を魅了しようと狙っていると分かるような、そんな蛍のシーンの演出で、その手法には少し嫌悪感のようなものも感じた。それでも、実際に美しく夢あふれるシーンだった。

画像の立体感、細やかさも素晴らしかった。夜のシーン、自然を映し出した映像も実写より美しいくらいだった。

この主の映画では悪役の存在も大事で、当然それはティラノザウルスが演じるものと思っていた。それが裏切られてしまう。そこの意外な設定や、カウボーイをやっているとした設定がおかしかった。誰のアイディアだろうか?

もしかしての話だが、話をさらに盛り上げ、観客の共感を確実なものにするには、さらにもうひとりのキャラクターが旅を共にすべきだったと思う。そして、そのキャラクターの犠牲によって彼らが生き延びたら、彼らの成長は一段と重いものになり、感動的になっただろう。

少年との別れが、涙なしに観れないほどになる、そのための工夫が足りなかったような気もした。

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