映画評

  • 当劇場は劇場主のための映画館です。訪問者を期待しておりません。内容の客観性、正確性は保障できません。でも、真摯な批評を目指します。

劇場主

  • 乙女座 AB型 どの占いでも最悪の運勢 内科クリニックやってます。

Conflict of Interest

  • 特にありません。

おことわり

  • 当劇場は誹謗中傷を目的としておりません。もし権利を侵害されたと感じられた方は、申し訳ありませんが管理会社や公的機関に御相談ください。

« ヘイトフル8(2015) | トップページ | 96時間/リベンジ(2012) »

2016年11月25日

お買い物中毒な私!(2009)

- 20-40代女性 -

高級ブランド品あさりのために破産寸前の女が主役。ファッション雑誌のライターを目指して就職活動をしているうち、経済専門誌で一躍有名になってしまうが、そこに借金取りが現れ・・・

・・・・緑のスカーフというペンネームが印象的な小説が原作だったのではないかと想像した。

この作品の観客として考えられる対象は、20-40代くらいの女性だけではないかと思えた。女性でも、もっと上の世代にはあんまり共感を与えにくいのでは?子供、男性、老人には、それほど面白い作品とは思えない印象を受けたのだが、よく解らない。

ヒロインを演じていたのは、「華麗なるギャツビー」で不倫妻を演じていた女優。ギャッツビーでの女と比べたら、この作品ではずっと上品な役柄だったが、それでも何かのあざとさ、軽さを感じた。良い意味では庶民っぽい。

彼女の演技力のせいかもしれないが、もともと上流階級をイメージさせる顔立ちではないのかもしれない。彼女の衣装も、本当にブランドものかと疑いたくなるような趣味のもので、他のラブコメとはパターンが違っていた。

ラブコメのヒロインにも色々なパターンがあると思う。とことん可愛らしい女優や、ライバル心を燃やすガッツを見せるタイプ、スタイル抜群だが何か精神的な欠点がある、そんなキャラクターが多い。このヒロインは、中毒がその欠点だった。

買い物中毒は実際にも多いと思う。特にカード支払いが多いアメリカの場合は、決済の失敗により破産宣告を受ける人も多いのでは?日本人の田舎者より賢いように思えるアメリカ人でも、経済的な状況を把握することは難しいと思う。給与が減ったりすれば、一気に困った状況になるだろう。

ヒロインの場合は派手な買い物をしすぎただけで、解雇や減給が破綻の原因ではなかったようだが、破産というのはコメディになりにくい設定だと思う。この作品では軽く問題解決していたようだが、実際のことを考えると大変だろう。

この作品の中で、ショーウィンドウのマネキン達が動くシーンは良かった。単純だが効果的で、動きにはバレリーナを思わせる優雅さがあり、しかも彼女らは美しい衣装を着ているので、センスの良い画像に思えた。

ヒロインの相手役は、こんな役柄がピッタリの印象の俳優だった。女優の相手役として映えるタイプの、独特のナイーブな個性の持ち主のようだ。

 

« ヘイトフル8(2015) | トップページ | 96時間/リベンジ(2012) »