映画評

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2016年9月26日

X-ファイル:真実を求めて(2008)

- 映画にも真実を -

衛星放送で鑑賞。印象として、これを劇場で鑑賞したら損した気分になって、劇場側に文句をいいたくなったろうと感じた。でも、もしテレビシリーズの時代にファンになっていたら、大満足とはいえないけれど許容範囲だったかもしれない。

劇場主はテレビを観てないので、人気だった当時の興奮を思い出すことはできない。この作品だけを観ると、まさか出来が良いとは思えない。したがって、子供に初めて観せる場合は、この作品は推奨できない。基本は、かってのファン限定作品と考える。

テレビのほうはビデオ化されているはずだが、一度も観たことがない。宣伝は何度も見た。気味の悪いテーマ曲が印象的で、スリラーと科学、捜査、アクションなどの要素を上手く融合させた話ではないかと想像したが、時間がもったいなくてシリーズものを敬遠しており、とうとう観ないまま。

モルダー氏を演じていた俳優には、見た目の魅力をあんまり感じなかった。役柄をよく知らないのだが、元々はセクシーなスパイ~捜査官というタイプではないのか?女性とキスはやっていたが、ベッドでただいっしょに寝ているだけの主人公なんて、映画的には理解できなかった。今は節度をしっかり守るタイプが流行なのか?ホモセクシャルなキャラクターじゃないはずだが、米国ではあんな関係が流行なのか・・・?

そう言えば、NHKの有名女子アナ独身嬢が、米国で魅力的な男性は、ことごとくホモセクシャルで、自分の相手をしてくれなかったとコメントしたことがあった。なかばジョークだろうが、単純な男女関係は、今日の米国では難しい面もあるのかも知れない。

女医さん役のほうは表情がしっかりと出ていて、ドラマの登場人物に充分な存在感を感じた。

気になったのは、米国では移植医療のような特殊技術を、捜査官などをやるような非専門医がやって良いのだろうか?専門医の中でも、移植がからむ技術の場合、トレーニングをしょっちゅうやっている人が施行しないと成功率が落ちてしまう。普通は大学病院やナショナルセンターで、しかも科長クラスに限定して施行させるはず。ドラマにリアリティを持たせるために、そのへんはこだわって欲しい。

「脳外科医マーシュの告白」という本がある。マーシュ医師は英国では有名な医者らしいが、様々な失敗をして用心深くなり、成功率を上げたことが本を読んで感じられた。日本のドラマでも医者役が適当なことをやっていて、いきなり名医になってしまう展開があるが、手術の技量が身につくのには、相当な時間を要するはず。

ただ素早く切るだけなら、30歳までに一流になれると思うけど、失敗によって得られる技術もきっとある。専門知識以外から得られる知識が、専門分野での成功率を上げてくれることも多いと思う。最新の知識を覚える点に関しては、天才的な若者が10代で世界のトップに立つことも可能だろうが、たとえば天皇陛下の手術を30歳くらいの‘名医’がやるのは、さすがに考えにくい。一定の修練を経ていないと、名医にはなれないはず。

さて、豊洲市場の建物の地下が、報告と違う構造になっていて問題になっている。その経緯の真相は、これを書いている時点では分かっていない。おそらく、当事者達が記憶がないと言って言い逃れし、うやむやに終わる可能性もある。ここはモルダー君に担当してもらうべきかも知れない。

今のところ、高濃度の毒物が検出されたりはしていないから、実質の被害は生じないように思えるが、信頼度を失った市場は敬遠されるかも知れない。既にそのような動きは、一部の店では発生しているという。「当店は豊洲の魚は扱っていません。」それがウリになる可能性はある。

議会への報告と違った工事をしていたら、都の担当部局には処罰が必要になると思う。と言っても、禁固刑などの対象ではないだろうから、おそらく歴代の部長、局長クラスの問責、減給などが決まるのでは?もし業者からの要望で計画が変わっていたと判明したら、それは大きな犯罪になるだろう。でも、今の時点では都知事か、都の職員の認識不足に問題があった様子。

石原元知事は威勢が良いから、生真面目に審査会答申通りに計画を進める部長を嫌い、工事費を減らせる部長にすげ替え、費用を減らす手段は任せて、後のことは忘れてしまっているのかも知れない。石原氏が直接工法を変える指示を出したとは考えにくいから、意図的な行為ではなく、意味がよく分からないまま、手続きの流れを軽視した結果起こった行政のミスなのかも知れない。氏のように威勢の良い政治家は、基本的に思慮深いタイプとは言えないので、起こるべくして起こった事例かも。

いずれにせよ公金を、それも膨大な金を使った事業であるから、面倒でも法的に正当な手続きに従って進める必要がある。手続きを勝手にいじったら、罪状名は知らないが、なんらかの犯罪に相当するのでは?少なくとも、今後行政に関する発現は止めるべきだろう。当時のことには責任があるのだから。

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