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2016年7月19日

ワイルド・スピード SKY MISSION(2015)

Universal_2

- for paul -

過去の戦いで恨みを買った一団は、元諜報部の殺し屋に狙われつつ、ハッキングシステムを奪うという難題に挑戦する羽目になる・・・

・・・ポール・ウォーカーの遺作。ラスト部分などは、彼の兄弟達の映像と彼の過去の姿を合成して作られているそうなんだが、観ていても気にならないほどの出来映えだった。その技術に感嘆した。

激しいカーアクション、水着モデルのお尻、殴り合いに爆発、友情、そんな様々な要素を集めて混ぜてごっちゃにしたら、こんなシリーズができるというわけ。そのセンスが素晴らしい。他は適当に済ませちゃおうという思い切り、アクションのアイディア、そこに注目した点が優れている。ストーリーや演技の面では明らかに二級品と思うけど、構わないぜい。

アクションの面では凄いレベルに達している。今回は装甲バスの中での格闘から、バスが崖下に転落しそうになり、それを這い上がりながら仲間の車に飛び乗るという、完全に現実を無視したシーンがあった。どうやって撮影したのか解らないが、たぶんCGや大がかりな装置をたくさん使って合成したんだろう。あいつらは、崖や峡谷が大好きなんだなあ。

坂を車で降りながら敵の攻撃を切り抜けるシーンも凄い。たぶんゆっくり降りて、早回ししたはずだが、実際にかなりの傾斜を降りていたようだから、ひとつ間違えば死人が多数出てもおかしくないシーンだった。高層ビルを車で飛び移るシーンも、現実離れぶりが凄かった。

車を空から降らせるシーンも、実に上手く撮影されていた。着地もスムーズにいって、直ぐに道を走り出す流れが素晴らしかった。広い所に降りて、そこから道路に出るほうが安全じゃないか?などと、ヤボな意見に従う必要はないのさ。

今回の敵はジェイソン・ステイサム。彼のキャラクター通りに演じていたから、やりやすかったろうと思う。じゅうぶんに憎らしく、冷酷で残虐、しかもタフで、見事な敵役ぶりだった。今回も死んだわけではないので、次回作に相変わらず出てきてもおかしくない。観客だって、かなりはそれを期待しているだろう。

カート・ラッセルが大事な役を演じていたが、あの組織が必要だったか劇場主には解らない。ハッキングシステムを奪うという話と、ジェイソン・ステイサムを結びつけるために必要になったと思われるが、安っぽい設定になった印象はある。子供相手のテレビドラマならこのままで良いのだが、劇場映画にはどうか?

まあ、このシリーズは金はかけていても、高級なイメージで売っているわけじゃないので、二級品のストーリーでも、モデルの尻などで観客をごまかし、アクションで感心させればヒットする。それに徹底していれば、それで良いのだ!

 

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