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2016年7月22日

ユーズド・カー(1980)

Columbia

- 若々しい映画 -

議員に立候補を考えている野心家の男。彼は中古車屋に勤務していたが、店主が急死したことから、彼の計画に支障が出る。そこで彼は大計略を開始するが・・・

・・・DVDで鑑賞。古典的な作風だが若々しく自由な発想の展開で、映画の面白さ、くだらなさを徹底的に表現しようとしたかのような作品。おそらく監督のゼメキスらのアイディアにスピルバーグが乗って、低予算で作られたのではないか?

1980年頃はたくさんの映画を観ていたが、この作品は劇場で観た記憶がない。宣伝にも気づかなかったのだろうか?あまり評判にならなかったのかも知れないし、ひろく興業されなかったのかも。スターウォーズのような大ヒット作にならないことは明らかでもあるので・・・

主人公が上院議員を目指すような人物ということが、キャラクター設定の上で良かったし、ストーリーにも好都合で、脚本の基本に則った設定と感じた。映画関係の大学の学生が学んだ通りにやるような設定。主人公が偶然この話に遭遇するのでは、流れとして無理がある。過激な行動をとりそうな人物であり、過激にならざるを得なかった点を我々が理解しやすかった。

主人公のカート・ラッセルは、劇場主には魅力が理解しがたい役者。目立って格好良いわけではなく、ハンサムとも思えない。タフなキャラクターと言えるかも微妙な印象。たぶん、センスが良いのだろうとは思うが、息の長い活躍ができる理由ははっきりとは分からない。

でも、この作品の彼は非常に存在感がある。カースタントもやっているようだし、ドタバタした喜劇もこなしている。彼より目がはっきりしたコメディアンが演じたら、きっと彼以上におかしかったろうと思うのは思うが、彼なりにちゃんと演じている。

中古車屋同士がライバル関係にある設定は、なかなか良いアイディアだった。ドタバタ喜劇が展開される際に、相手を双眼鏡で見ながら戦略を練る設定が成り立ち、おかしさが倍増する。こういう争いは、他の映画でもよく見られるように思う。古典的とさえ言えるだろう。この作品は作り方が古典的だ。

店の宣伝のためにストリッパーを呼んでくる話、宣伝文句通りに多くの車を運んで来る作戦、それを邪魔するライバル店とのカーチェイスなど、見どころが多い映画。ただ、軽すぎる軽薄さを感じることも間違いない。学生のノリだ。映画のスタッフらが撮影しながら楽しんでいた様子が伝わる映画。

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