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2016年6月 4日

007 サンダーボール作戦(1965)

Ua


- 技術進化を感じる -

NATO軍から核ミサイルが盗まれた。事件を調査するボンドは、偶然見かけた人物から敵の行動を察知し、ミサイル奪還に向けて行動を開始する・・・・

・・・・5月8日、衛星放送で鑑賞。この作品は2~3回観た記憶がある。当直の合間に、断片的に観て、サメのシーンやダンスシーンなどの記憶があった。

最も印象に残っているのは、悪役の女性。色気たっぷりで、悪役にはもったいないような女優さんが演じたことが、たぶん意外性を生んで効果的だったのだろう。

この作品は海中での戦いがかなり出てくる。海中だと動きの面で迫力に欠ける傾向があるので、撮影や演出が難しいと思う。この作品の場合も、戦いでワクワクするとまでは言えなかった気がする。

海中で人の判別が効くように、ライトや顔の向きなどを調整し、ちゃんと誰と誰が何を考えて戦っているか、はっきり表現できていたことは感じた。

実際にサメに襲われる危険、怪我の危険なども相当あったはずだから、よく撮影できたものだと感心する。おそらくサメには充分なエサをやってから撮影したのではないかと思うものの、プールに一緒に入るのは勇気が要る。

007シリーズは権利の問題が非常にこじれているそうで、ブロフェルドやスペクターの存在が作品中に出たり出なかったりしているらしい。そこが気にならないように、うまくシリーズをつないだ企画力も素晴らしい。

それに、原爆を盗むまでの作業手順に感心した。もちろん荒唐無稽な面もあるのだが、整形で顔を変えて爆撃機に乗りこむ話は、映画ならではの方法で、分っていても映画的に楽しくなる。

殴り合いのアクションの表現については、この当時はまだ技術が進んでいなかったので、明らかに芝居がかったもの。今はカンフー流のアクションが席巻していて、ただの殴り合いでは誰も満足できなくなっている。実際は殺し屋のパンチを数発まともに喰らったら、脳震盪で動けないだろう。

最近は銃撃戦も凄い迫力。「007 スペクター」での銃撃戦から爆発、ビルの倒壊に至る流れなどは、もし60年代当時の技術で撮影していたら確実に死者が出ていたと思える。技術はどんな分野でも日進月歩で進むものと感じた。

 

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