映画評

  • 当劇場は劇場主のための映画館です。訪問者を期待しておりません。内容の客観性、正確性は保障できません。でも、真摯な批評を目指します。

劇場主


Conflict of Interest

  • 特にありません。

おことわり

  • 当劇場は誹謗中傷を目的としておりません。もし権利を侵害されたと感じられた方は、申し訳ありませんが管理会社や公的機関に御相談ください。

« 007 スペクター(2015) | トップページ | ジュラシック・ワールド(2015) »

2016年5月11日

熊本地震で考えたこと①(2016)

Dsc_04012

- 震度に関して -

地震発生から3週間経ち、自分に限れば普段に近い状態が戻ってきた。もし家や職場が倒壊していたら、悲惨な状況だったろう。被災されている方々に話を聞くのだが、何と言って励ましたら良いのか、思いつく言葉がない。

益城町や阿蘇は酷い状態らしく、気の毒には思うのだが、道路が寸断されて行くのが難しいし、自分の家族の世話などで何もできていない。そもそも自分が水汲みの作業で腰を傷めてしまったので、10日間ほどは片付けなどできる状態ではなかった。頑丈でないと、人にやれることも限られる。

5月も9日過ぎたのだが、相変わらず余震が頻繁に来る。1日5回くらいは揺れを感じている。こんな地震があるとは思いもよらなかった。子供の頃から体験してきたのは、せいぜい数回の余震で終了するものばかり。震度も3程度で大きかったと感じるほど。今回は、震度3なら軽くて良かったと思うくらいだから、感覚が全く変わっている。

地震の発生前に、ある程度の覚悟はあった。九州地方の位置が大きく動いているというGPSの情報が何度かテレビで紹介されていたので、きっと何かあるだろうとは思っていた。ただ、九州に何か起こる場合、普通に予想するのは阿蘇地方になる。益城や熊本市内にひどい被害が出るなど、考えていなかった。

過去の熊本地方の地震の記録を調べた方がまとめておられたが、震度6くらいは50-100年間隔で襲ってきていたようで、お城の被災も数回起こっていた。でも、さすがに今回の被害は史上最大だろう。櫓や塀のかなりが倒壊している。水前寺公園の水が干上がるなど、誰も想定していなかったのでは?

文化財である城だからといって、文化庁が管理して良いのか、少し考えたほうが良いかも知れない。今後の被災を避けるためには、少なくとも倒壊しないような補修の仕方もあるのでは?古来からの石垣だけでは、また百年以内に倒壊することは確実。さすがに内部の構造だけはいじるべきでは?保存すべきものは保存してだが・・・

8日の段階で、まだ地鳴りや爆発音に近い妙な音が聞こえる。地下でまだまだ岩盤が動いているのだろう。揺れ方も一定ではない。緩やかに揺れる時は、地震なのか眩暈なのかとっさに分らない。こんなに揺れ方にバリエーションがあるものとは!揺れ幅によっては液状化が起こりやすいのだろうか、市内のビルを見ると、建物はしっかりしていて駐車場が陥没した物件が多い。

震度の評価が7を最高にしていることも初めて知ったのだが、耐震規定をしっかり作るためには、もっと細かい設定が必要と思う。おそらく、何かの政治的判断で7以上は定めないと決定したのだろうが、避難所の耐震性をあげるためには、根拠となる細かい震度の規定が必要だ。震度6強に耐えられれば良いとするような想定では、避難者を守れない。想定外は、あってはならない。

震度7が必ず来るというのが想定の基本になるべき。今回程度の震災を想定できなかった人間は、もはや建築や基準策定に関わる資格がない。

それに、耐震性は年数に応じて劣化していくものと思う。建設時の基準だけで良いはずはない。益城あたりの農家は、例えば築50年後に何かの補強ができていれば、被害の度合いも違っていたかもしれない。

予算的には難しいことだろうが、一般家屋の耐震性の指導も今後は考えたほうが良いと、個人的に思う。

« 007 スペクター(2015) | トップページ | ジュラシック・ワールド(2015) »

無料ブログはココログ