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2016年5月23日

熊本地震で考えたこと③(2016)

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- 避難 -

近所のマンションは一階部分が倒壊して全体が傾いてしまった。上の部屋を見上げると、洗濯物などが干したままになっている。取り込みに行こうにも、傾いた建物に入るのは怖ろしいので、そのままになっているのか?

一階部分の駐車場には、ペシャンコになった車が何台も見える。直ぐ隣は薬局になっているが、今日見たら営業されていた。勇気があることは称えたいが、さすがに無謀ではないか?下敷きになる危険性もかなりありそう。

最初の揺れの後、避難所に行くべきか少し考えた。我が家は筋交だらけの特殊構造だし、震度7でも大丈夫と普段から思っていたので、そのまま残った。でも、正しい判断だったとは限らない。全てを破壊するような巨大地震の場合は、頭上に物がない所に行くべきだろう。

もし家族で方針が一致しなかったら、それは非常に困ったことになる。家族バラバラに避難したり残ったり、連絡が取れない状況になったり、片方だけ生き残ったり、そんな状況はできれば避けたいものだが、迷う事態も起こりうると思う。震度や、家の状態によって臨機応変に対処するしかないだろう。

避難することは、かなり危険を伴う行為と思う。途中で何かの下敷きになることも考えられるし、避難所となっている体育館は、天井から物が落ちてくることも多い。大型の照明器具は、充分に人を殺す力がある。要するに家と体育館、家と避難経路の安全性を天秤にかけて、より良きほうに賭けるしかない。

やはり、事前のシミュレーションも必要だろう。この程度ならどうすべきか?そんな心構えがあったほうが良い。

災害の種類と程度に応じて避難の仕方は変わる。今回、近所からは車で学校に移動する人が多かったのだが、車で一気に人が移動すると大渋滞が発生する。そこに火災が起こった場合、消火が遅れてしまう。だから、車は後回しにするよう、厳重に取り決めすべきだと思う。

つまり、歩いて避難所に行き、車中泊が必要と判断したら、時間をおいて車を取りに戻るべき。場所を取りたい・・・・そんな欲求で勝手をされたら収集がつかない。差配する人を事前に決めておくことも必要。消防団長か区長、小学校のオヤジの会でも良い。

津波の危険性がある地域の場合は、第一に高台への避難が優先される。その点が、熊本市内と海岸沿いの集落とでは大きく違う。立野地域のように崖下に位置する場合は、地震が発生したら直ぐ山手を確認しないといけない。確認できても逃げるのは難しいだろうが、もし立野駅のあたりまで行くことができれば、下敷きになる可能性は減る。

各地の避難所の状況は、徐々に改善しつつあるそうだ。車で寝泊まりする人達が減って、間仕切りが設けられて、窮屈な思いをされていた方達も、少しずつ足を伸ばせるようになったと聞く。でも、最初の頃は騒々しいし、不安だし、精神的に参っただろうと思う。

もし真冬や真夏の被災だったら、どんなに悲惨だったろうかと思う。今回はちょうど良い季節だった。毛布なしでもなんとか過ごせたので、不幸の中に幸運な面もあったことになる。

東日本震災から時間がそれほど経っていないためか、次に何をするかの判断が早い印象もある。仮設住宅の計画、空いているアパートの世話など、震災の直ぐ後から始まっている。この点は時期的に有利な面もあったと言える。政府も今回は対応が早かった。民主党の失敗の教訓が役立ったからだろう。

 

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