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2016年5月26日

ラストマン・スタンディング(1996)

Newline

- タイトルは秀逸 -

荒野の町にやってきたガンマン。その町では二つのギャング団が、酒の密輸をめぐって対立し、住民が逃げ去ろうとしていた・・・・

・・・・4月24日、衛星放送で鑑賞。「用心棒」をリメイクしている。時代設定が禁酒法時代の米国~メキシコ国境というのは、最高だったかも知れない。砂漠の砂埃や、ガンマン達の戦いは西部劇の伝統に則っていて、日本の小さな宿場町を舞台にした本家よりも、殺し合いの舞台の雰囲気は出たと思う。

西部劇とちょっと違うのは、移動が馬ではなくクラシックカーになっていた点。カーチェイスができるような車ではなく、車高が高く、窓ガラスも簡単に割れるような車種で、移動しながらの銃撃戦の楽しみは期待していなかったようだ。動的な迫力は、銃撃戦だけ。殺陣の凄みがあった本家とは、その点でかなり違う。

この作品には結構残虐なシーンも多い。血もドバドバと出てくるし、女にも酷い傷を負わせたり、惨いリンチシーンもある。

主演のブルース・ウィリスは、当時のアクションスターの代表格の一人。芝居が非常に臭いと思うのだが、徹底して役を演じきっているので、悪い印象は受けない。中途半端にクールを装うと嫌悪感を持たれることが多いから、徹底したキャラクター作りは正解だった。

本家の映画には、ほんのちょっとした笑いの要素があった。酒場から盗み見すると、役人がワイロをこっそりもらっている、あるいは岡っ引きの顔なども、完全に道化師のようだった。でも、この作品には笑いがない。とことんクールな殺し合い路線のほうが良いと思ったからだろうか?味気ないような気もするが・・・

リメイクするからには、何か新たな解釈、あるいはオリジナリティを感じさせる魅力がないといけない。主役が有名俳優であることは大事だし、殺陣では絶対に敵わないから、銃撃戦に魅力を出すことが望ましい。加えて・・・何が必要だったのだろうか?

ヒロイン役は沢田亜矢子にそっくりだったが、「ザ・ファーム」でトム・クルーズを誘惑した女の役をやっていたセクシー女優さん。そう言えば、沢田亜矢子は最近何をされているのだろうか?離婚劇が凄かった。

あの離婚劇と比べたら、今回の銃撃戦も形無しだとさえ思える。ラストマンさえ残らないくらいの破壊力だった・・・

 

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