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2016年4月 3日

キングズマン(2014)

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- 良い悪役 -

独自の方針でスパイ活動をするキングズマンの候補になった青年。腕利きの指導役とともに、富豪の暗躍と対決することになるが・・・・

・・・・DVDで鑑賞。007を初めとしたスパイ映画やミュージカル映画まで広くオマージュの対象としていたようだ。ユーモアに満ちた作品だが、それでいてちゃんとスパイ映画として成り立たせた、なかなか面白い作品だった。設定や小道具、ストーリーが素晴らしかった。

おそらく、この作品は子供にも受けるだろうと思うが、最後のほうで多少の問題シーンがないでもない。お笑いで済みそうだとは思うけど。

恋人と観る作品としては、スリルもあるし笑いもあり、好ましいと思う。イギリス紳士の気取った態度を皮肉っている面もあるはずなので、その感覚をつかめた人には爆笑ものだろう。

主役は一応若い俳優だったが、話の中心はコリン・ファースで、対抗する富豪役のサミュエル・L・ジャクソンと演技や存在感の上で張り合っていた印象。好敵手がいたことが作品の魅力につながっていたと思う。彼らが個性的な存在を演じて目立つことで、若者の存在感にも良い影響が生じたと思う。

元々はコミック本が原作らしい。言われてみれば漫画チックな作品のようにも思えるが、映画専用のストーリーとしても充分に成立してる。

富豪が、ちょうど本当のIT企業のGMのようにプレゼンするシーンが笑える。もし設定のような企みをした場合は、確かに企業のGMがステージに立って解説するかもしれない。もちろん利益のことを考えると、無茶な企画なんだろうが、その矛盾がおかしい。

悪役のキャラクター設定は映画の出来映えに直結する問題。今回はなかなか良い設定だった。血が嫌いというのは大事だろう。彼が自分で血なまぐさい仕事をしていると、観客に嫌悪感を抱かれてしまう。殺しは他の連中にやらせたほうが良い。

そして企業のオーナーらしく、宣伝で目立つことを述べて拍手喝采を浴びることも必要。悪役は目立ったほうが良いし、笑顔も必要。

 

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